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農業の視点で考える国際交流は 「第3回駒ケ根フォーラム」 長野県

農業からの視点で国際協力について考えた第3回駒ケ根フォーラム

長野県駒ケ根市は16日、市民による草の根の国際交流について有識者や実践者と共に掘り下げる「第3回駒ケ根フォーラム」を同市赤穂公民館で開いた。外務省と国際協力機構(JICA)の共催事業で、オンラインを含めて約100人が参加。「農業」をテーマにした講演やパネルディスカッションを通して市民協働の国際協力について考え、活動の輪の広がりを図った。

JICA青年海外協力隊訓練所や青年海外協力協会(JOCA)の本部がある同市。フォーラムは、市民参加で国際協力に取り組む地域性を生かす取り組みとして、2021年度から開いている。

基調講演では、JICAの草の根技術協力事業「ネパール農業高校教育支援」でプロジェクトマネジャーを務める信州大学学術研究院農学系助教の根本和洋さんが「ネパール中等教育における農業教育強化」と題して講話。同プロジェクトについて紹介した。

根本さんは、戦後の日本において農業高校が「最新の技術と知識を学べる場で、食糧生産の改善や地域の農村リーダーの育成に貢献した」とし、農業の発展における中等教育の重要性を説明。ネパール農村部の現状や教員数不足など現地の農業高校の課題を指摘した上で、プロジェクトの実施が「長期的なネパール農業の発展につながる」と主張した。

また、プロジェクトによって現地と信大農学部(南箕輪村)や上伊那農業高校(同村)との相互交流が生まれ、「実践的グローカル教育基盤の形成などが期待される」と説明。「今後は活動を全国的に広げていきたい」とした。

このほか、外務省国際協力局政策課課長補佐の千々部克洋さんや、元JICA職員で「りんごのきのした農園」園主の木下佳信さんが講演。農業の視点から地域が取り組む国際協力の意義について語り合うパネルディスカッションもあった。

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