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長野日報社

花卉栽培に「ペレット」暖房 普及促進へ現地見学会 長野県伊那市

メーカーの担当者から暖房機の説明を受ける見学会の参加者

 長野県上伊那森林組合と伊那市は14日、農業用木質ペレット温風暖房機の現地見学会を同市高遠町下山田の「農事組合法人らいふ」が管理する花卉栽培ハウスで開いた。農業生産における二酸化炭素(CO2)削減と森林資源の有効活用に向け、施設園芸に取り組む農家への普及を目指して初めて実施。参加者は同暖房機メーカーの担当者や機器を使用している農家などから話を聞き、導入の経過や効果、補助制度などについて理解を深めた。

 同暖房機は、間伐材などを材料に生産される木質ペレットを燃料とする。石油燃料を使わず、CO2を吸収して成長した樹木を燃料とすることからCO2排出量の削減効果が期待される。伊那市などでは暖房機の購入、設置に補助制度を設け、施設園芸での普及を目指している。

 見学会は実際に暖房機を使用している現場を見てもらい、普及につなげる目的で企画。昨年12月からアルストロメリアを栽培するハウス(10アール)で使用している同法人の協力を得て2回実施し、暖房機メーカーの担当者や生産者から機械の性能や使用状況などについて話を聞いた。

 初回の見学会には上伊那地域の施設園芸農家やJA上伊那、行政の関係者ら約50人が参加。ハウスを管理する同法人の西村邦明さん(45)は、「5年前から重油の暖房機を使ってきたが温度にむらがあった。燃料代が世界的要因で変動するのもきつい。ペレットは思った以上に燃え、とても温かい」と話していた。

 参加者はハウスの設備を見学し、市の担当者から補助制度の説明も受けた。市内で花き栽培に取り組む男性(52)は「暖房機とペレット代にセットで補助が出れば検討の余地がある。年間のコストや温度のデータなどを参考にしたい」と関心を示していた。

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