「能代支援ショップ」盛況 生徒手作り製品など人気
自慢の品を売り込んだ生徒たち(能代市寺向で)
能代支援学校(佐藤圭吾校長)の高等部生徒による「能代支援ショップ」が30日、能代市寺向のいとく能代ショッピングセンターで「オープン」した。開店直後から多くの買い物客が訪れ、生徒たちの日頃の頑張りをたたえながら、商品を買い求めていた。
作業学習への意欲を高めるとともに、製造から販売までの仕組みを学ぶことを目的に毎年実施。生徒たちは木工や陶芸、縫製、農園芸などの班に分かれて、製品作りや野菜、果実の栽培などに取り組んできた。
この日は各作業班を代表して3年生10人が参加。特設ブースには、同校の農園で取れたリンゴを使った「りんごジュース」をはじめ、エコバッグや巾着袋、マグカップや陶器、木製コースターなど生徒たちが作業学習で作った製品や栽培した農作物、その加工品など12種類の商品を並べて売り込みを図った。
生徒らはブースでの呼び込みや店内でのチラシ配布、レジ、商品の包装作業などの担当に分かれ、「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」と明るく元気な声で接客。開店直後から多くの買い物客がブース前で足を止め、生徒から製品の説明を聞いたり、目当ての品を手に取ったりしていた。
木工班の佐藤峻介君(3年)は「自分の作業班で丹精込めて作った製品を、いろいろな人が購入してくれたのがうれしい。能代支援ショップを通して、支援学校の魅力も伝わってほしい」と話していた。
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