「糸引き納豆の日」に合わせ秋田名物・桧山納豆を寄贈

　「糸引き納豆の日（１月10日）」にちなんで、能代市桧山の元祖檜山納豆（西村省一代表取締役）は10日、秋田音頭に秋田名物と歌われる自慢の桧山納豆を市社会福祉協議会（鎌田耕次会長）へ贈った。３パックセットは粒とひき割りを合わせて１１０個、それに高齢者に人気のひき割りは丸カップ入り50個も付けた。市社福協が運営する高齢者介護施設の食卓に上る。
　「糸引き納豆の日」は、全国納豆協同組合連合会が、糸引き納豆をＰＲしようと、平成23年に制定。「い（１）と（10）」の語呂合わせで１月10日に定めた。
　同社は、この記念日に合わせて毎年、桧山納豆を寄贈している。14年目の今年もパック入り納豆（３パック一組）は「いと」にちなんで１１０個（ひき割り60個、粒50個）を用意したほか、高齢者に好まれるというひき割りは丸カップ入り50個を「おまけ」する気遣いも。同社の野村佐月さんが同市上町の市社福協に持参し、鎌田会長に手渡した。
　鎌田会長は「14年間も贈っていただき、頭が下がる思い。介護施設の方で食してもらいたいと思っている」と謝意を述べた。野村さんは「（高齢者は）病気をもらってしまうと耐え切れないと思うので、その前に体を整えるために納豆を食べていた方が、マイナスにはならない」と謙遜しながら健康食品の納豆をアピールした。
　納豆は、市社福協が運営するデイサービスセンター３施設、グループホーム、生活支援ハウス、養護老人ホーム松籟荘で提供される。