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釧路新聞社

小野選手(白糠中出)箱根快走 7区で区間2位【神奈川】

 100回目の節目を迎えた正月恒例の「東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)」は2日目の3日、神奈川県箱根町から東京大手町までの5区間109・6㌔の復路が行われた。このうち、釧路、根室関係で唯一エントリーメンバーに入った帝京大4年の小野隆一朗選手(北海道栄高─白糠中出)は、当日変更で7区(復路・小田原―平塚、21・3㌔)に起用され、3年連続で箱根路を出走。最後の〝夢舞台〟を1時間2分44秒、区間2位の快走で締めくくった。(鈴木大聖)

 2、3年時は1区を走った小野選手。4年目の今回は補欠に回っていたが、この日のスタート前に7区を任され、3年連続3回目の出場が決まった。

 帝京大は2日の往路を出場23校中12位で終え、10位以内に与えられるシード権まで6秒という大激戦の中で復路に臨んだ。小野選手は総合順位12位でたすきを受け取ると、勢いよく中継所を飛び出していった。力強い腕振りで前を追い、終盤までペースを落とすことなく、21・3㌔を走破。1時間2分44秒をマークし、総合順位を一つ上げた。チームは小野選手の快走から勢いに乗り、9位でゴールしてシード権を得た。

 「走る前は区間10位以内の目標だったが、往路メンバーがつくってくれた良い流れをしっかりと受けることができ、走っている中で目標を区間賞に変えた」。結果として、同区間歴代3位で走った中央大の吉居駿恭選手とわずか17秒差の区間2位という快走を見せた。「正直なところ、区間賞を取れなかったことは悔しく思うが、チームの流れを良いものにできたので、総合的には満足する走りだった。今までつらいことや楽しいことを一緒に経験してきた仲間とシード権を獲得できて良かった」と笑顔で振り返った。

 決して、今季は平坦な道のりではなかった。出雲駅伝(昨年10月)と全日本大学駅伝(同11月)では、新型コロナウイルス感染症の後遺症でエントリーメンバー漏れ。箱根と並ぶ大学三大駅伝のうちの二大会を走れず「チームを引っ張る立場なのに何もできない自分が不甲斐なかった」と挫折を味わった。

 それでも最後の箱根に間に合わせる最終学年の意地と執念を見せた。「幼いころからずっとテレビで見ていて、『出てみたいな』という漠然な気持ちだったのが、今では『走って結果を残さなければいけない』という気持ちで臨むようになった。競技面でも人間的な面でも成長させてくれた」。お世話になった箱根路に感謝と別れを告げ、さらなるレベルアップを誓った。

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