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紀伊民報社

田辺市新庁舎完成もうすぐ 外観は木々をイメージ

完成まであと3カ月となった新庁舎の建設現場(和歌山県田辺市提供)

 和歌山県田辺市が高台の東山1丁目に建設している新庁舎の完成まで、あと3カ月となった。工事全体の進捗(しんちょく)率は9割近い。建物を取り囲んでいた工事用の足場が撤去され、世界遺産「熊野古道」の木々をイメージした外観が姿を現している。

 新庁舎は、免震構造の鉄筋コンクリート造り、地上6階建て(延べ床面積約1万7千平方メートル)。外観だけではなく、内装にも紀州材を多く活用し、木のぬくもりが感じられる雰囲気となっている。
 庁舎内にある吹き抜け階段の周りには、木の格子を配置。これには、合併前の旧5市町村から切り出したスギの角材を使用している。
 新庁舎が起工したのは、2021年12月。庁舎棟の躯体(建物の骨組み)工事は昨年夏に完了し、その後、内装などの仕上げ工事に取りかかっている。
 天井張りや壁張りはほぼ終わり、現在は床にタイルカーペットを敷いたり、カウンターなどの家具を設置したりといった作業を進めている。
 並行して、建物周辺の外構工事も実施。また、屋上部分には「田辺市」と記した大きな看板(高さ1・6メートル、横8メートル)の設置が完了した。
 新庁舎は、総合スーパー「オークワオーシティ田辺店」と「紀伊田辺シティプラザホテル」の跡地に建設。南海トラフ巨大地震の津波浸水想定域にある現庁舎(新屋敷町)と市民総合センター(高雄1丁目)の機能を統合する。
 1階には駐車場と多目的ホール、2階には保健センター、3階には市民窓口フロアを設け、6階には議場が入る。
 新庁舎整備の総事業費は、現時点で125億7千万円。

 市は、工事の進捗状況などを知らせる「かわら版」を毎月発行。現庁舎2階などで掲示している。
 市のホームページ、ユーチューブでも情報発信している。

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