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地域おこし協力隊・河上さん、夢のサウナ開業へ準備着々 若者呼び込み「徳地に恩返し」【山口】

 山口市徳地地域で活動する地域おこし協力隊の河上敦さん(28)が、大原湖キャンプ場近くの古民家(野谷)でサウナ施設「ヴィエハッタヴァ」の開業準備を進めている。古代サウナといわれる石風呂を持つ徳地で、着任時からの夢の実現にひたむきに取り組んでいる。

 市出身で神奈川県横浜市に勤務していた河上さんは2021年6月に協力隊に着任。「重源の里づくり」をテーマに活動し「目標はサウナ作り」と常々、語っていた。

 同年12月からテントサウナの体験事業「をかしなトビかた」を重源の郷体験交流公園で始めた。今年4月から、より自然豊かな環境でサウナを提供したいと、同キャンプ場近くの滑川(なめらがわ)の岸に移動。近くの古民家を更衣室として利用し、テントサウナ後、清流で水浴びし、自然の中で外気浴が楽しめる形にした。

 7月には現在進めているサウナ施設の計画が市主催の農山村地域活性化ビジネス支援事業に採択され、支援金600万円という大きな後押しを得た。

 8月中旬~9月末にはサウナの本場、フィンランドに滞在。生活に根差したサウナを体験し、自然の中で楽しむ人々を見て「自分の道は間違っていない」と確信を得たという。

 現在、使っている古民家をカフェと更衣室に改修。従来通りテントサウナも続け、合わせて最大4人が利用できるサウナ小屋を新設する。サウナのロウリュには徳地名産のカワラケツメイ茶を使用。カフェでは徳地の特産品を使ったカレーやクラフトコーラを提供する。施設名には「をかし」のニュアンスを残した「趣」を意味するフィンランド語を使っている。

 これまでも福岡や広島、東京、神奈川からの20~30歳代の若者が主な客層だった。若い県外者をさらに呼び込み、地域活性化の起爆剤となる施設にしたいと意気込む。

 10月には成美さん(28)と結婚し、夢の実現に向けた挑戦に「不安はない」と言い切る。「徳地と、ここに住む人たちが好き。少子高齢化が進み、若者が減る徳地をこのサウナ施設で活性化につなげ、恩返しができれば」と目を輝かせた。

 来年3月の完工後、4~5月にプレオープンし、6月に本格開業する。今月22日から目標金額150万円のクラウドファンディングを始めた。支援者にはプレオープン期間中のサウナ利用などの特典がある。

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