全員で「おおきなかぶ」を演じる波照間保育所の園児たち＝18日、同保育所

　【波照間】波照間保育所（古見めぐみリーダー保育士）の年長4人、年少2人の計6人の「おゆうぎ会」が18日、所内で行われた。

　オープニングは「幸せなら手をたたこう」の歌で始まり、子どもたちは、日常の保育の中で取り組まれてきた「とんがり体操」やスキップ・ギャロップ・クモ歩きなどのリズム遊び、フラダンス、踊り「ちょんちょんキジムナー」等の六つの演目は、全員で出演し、ものおじなく堂々と演技した。

　1年間の子どもたちの成長には、目を見張るものがあり、泣いてばかりで、年長さんに手助けされていた年少さんが、今では同じく行動し、歌やダンス、劇などで1年間の伸び伸びと成長した姿を披露した。

　特にごっこ遊びで、一つの種を植え、水まき、収穫までを表現した劇「おおきなかぶ」では、ピアノ伴奏に合わせて演技し、表情豊かな子どもたちに大拍手が送られた。

　演目の最後は、保護者たちが子どもたちに負けじと演じ、会場を盛り上げ、幕を閉じた。

　久しぶりに保育所単独のおゆうぎ会に来場した地域住民は「年少が2人となり、来年度から人数が減り、1人か2人の入所が現状と聞いて気になるが、減少しても子どもたちの学びの場は、年齢ごとに大切なので、保育の場を存続してほしい」と話した。　
（波照間通信員）