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紀伊民報社

育てた苗木を森に 東陽中生徒がウバメガシ植樹

ドングリから育てた苗木を熊野古道近くの山に植える東陽中学校の3年生(和歌山県田辺市中辺路町近露で)

 田辺市東陽中学校(和歌山県田辺市神子浜1丁目)の3年生97人が24日、同市中辺路町近露の山林にウバメガシの苗木を植樹した。苗木は1年生の時に校区内で拾ったドングリを育てたもので、今度は熊野古道周辺の森を育てる。
 SDGs(持続可能な開発目標)学習の一環。熊野古道を含む世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」は、信仰など人の営みと熊野の豊かな自然とが織りなす「文化的景観」が評価されている。3年生は「古道を引き継いでいくには、熊野の森を守ることが大切」として取り組んできた。
 植樹したのは近野小中学校付近から車で15分ほど林道を走り、車を止めてさらに15分ほど歩いた山中。地元団体が管理しているが、伐採後、植林されていなかったエリアという。生徒は急な斜面を慎重に歩きながら苗木を運び、1人1本ずつ丁寧に植えた。
 植樹活動は育林業「中川」(和歌山県田辺市文里2丁目)が協力している。中川に勤務する樹木医の大谷栄徳さんは「広葉樹を植樹することで、多様な生物が暮らせる森にしたい。将来、大きくなった木に会いに来てほしい」と呼びかけた。
 鈴木みのりさんは「小さなドングリが植樹できるまでに育ってうれしい。山を登るのが大変だったけれど、とても景色がいい。どんな森に育つか楽しみ」、福田怜亜さんは「夢を持ち続けられる大人になりたいとの思いを込めて植えた。また絶対に会いに来る。苗木に負けないよう、私も成長し続けたい」と話した。
 15~20センチほどの苗木は、生徒が20歳になる5年後には1・2~1・4メートルほどに成長しているという。

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