まちじゅうエヴァンゲリオン第３弾の一環として、飲食店などで「新世紀エヴァンゲリオン」をイメージしたメニューや商品を販売する「まちじゅうエヴァグルメフェア」が展開されている。これまでで最多となる市内の３８店舗が参加し、趣向を凝らしたデザインや味でファンを楽しませている。来年１月８日まで。

　参加店舗は全期間が３４店舗、１１月２３日までが２店舗、同２４日から来年１月８日までが２店舗。紫や赤といったエヴァを思わせる色合いのドリンク、作中で主人公と戦う「使徒」を具材でを表現した料理、パッケージにエヴァや登場人物のイラストを施した菓子、酒などを販売している。

　小川蜜カス本舗（昭和町１丁目）では、初号機の色を表現した「カステーラ」を販売。味は酒かす、夏みかん、緑茶の３種類を用意した。第１、２弾で好評だった「ダックワーズ」も引き続き販売しており、新たにチョコクリーム味を加えた。

　同社の小川朋子さんは「第１、２弾に続いて来てくれるリピーターのお客さんもいる。ファンの方々の話を聞きながら、楽しく販売させてもらっている」と語った。

　市によると、グルメフェアの売り上げは第１弾が３０店舗で約９４２万９０００円、第２弾が３２店舗で約１１７２万４０００円。市地域ブランド推進課の杉山孝博課長は「これまでは新型コロナや夏の猛暑の影響を受けていたが、今回は滑り出しもよく期待している。ぜひ多くの人に足を運んでほしい」と話した。

　グルメフェア用のメニューや商品を購入した人には、各店舗でオリジナルコースターを配布。参加店舗の一覧などはホームページやパンフレットで確認できる。パンフレットは参加店舗や山口宇部空港のエヴァ公式グッズショップ、市役所などで配布。参加店舗には目印ののぼり旗を設置している。