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台湾でホームステイ 与那国の小6 17人 4年ぶり花蓮児童と交流

タバロン小児童(左端)の説明を聞きながら、校内を見学する与那国小の児童たち=17日午後、花蓮県光復郷

 【台湾花蓮県光復郷】与那国町内の小学6年生17人が17日午後、当地のタバロン小学校に到着した。19日まで同校児童宅でホームステイしながら台湾の学校生活を体験し、伝統的な歌や踊りによる交流などを行う。花蓮市との姉妹都市交流をきっかけに同じ花蓮県も児童と交流する活動で、町地域国際交流事業によるもの。新型コロナの感染拡大によって中断し、4年ぶりの実施となった。

 一行は与那国小8人、久部良小9人。タバロン小5、6年の児童宅7カ所に分かれてホームステイする。

 歓迎式ではタバロン小児童が歓迎のオリジナルダンスを披露。劉從義(リウ・ゾンイ)校長は「コロナのため、オンラインのみの交流だった。やっと対面でき、うれしい」と喜びを語った。与那国小の入松川浩校長は「タバロンと与那国の間に有意義で、友情が芽生える交流になるように願う」とあいさつした。

 夏のU12野球ワールド杯で準優勝の台湾チームにタバロン小児童が参加していたことにちなみ、タバロン側から、U12台湾チームのユニホームがプレゼントされた。地域の特産の赤もち米も贈られた。

 タバロン小児童の案内による校内見学では、学校名の由来となっている「白いカニ」の造形物などについて説明を受けた。

 タバロン小は児童数80人。台湾の先住民族(原住民族)のひとつ、アミ族の児童が主に通学する。所在する花蓮県光復郷は、花蓮市から南へ40㌔余りのところにあり、車で1時間ほどかかる。花東縦谷と呼ばれる台湾島東部の南北に細長い谷に位置する農業地帯。

 与那国の一行は15日に与那国を出発し、16日に那覇から台湾桃園空港を経て、花蓮入りした。
(松田良孝台湾通信員)

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