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三味線奏でる最高齢の石川さん

宵祭りで、教え子たちと一緒に三味線を奏でる石川さん(中)=広幡神社で

 豊川市御津町西方で14日、広幡神社祭礼が始まった。女性だけによる山車の囃子(はやし)をまとめるのは、最高齢の石川藤子さん(89)。30年以上も祭りに携わってきた石川さんは今年で“引退”の可能性もあるが、宵祭りでは元気に三味線を奏でた。  御津町の中心部、JR愛知御津駅のすぐ西にある広幡神社。境内や西方地区市民館周辺には大勢の町民が集まった。午後5時、宵祭り開始。華やかな装飾の山車に女性らが乗り、「アーオ」の掛け声で三味線を弾き、女児が太鼓をたたいた。  静岡県浜松市から移り住み、1984(昭和59)年から一人で三味線の弾き手を担ってきた石川さん。約10年前から自身が講師を務める三味線教室で若者らを指導し、この日も小山瑞夏さん(14)、姉妹の小林亜以さん(18)と茉以さん(18)、平野玲子さんらが一緒に奏でた。  「最初は手が痛いとか、指が動かないと言うけど、みんな弾けるようになれば楽しくなる。三味線は楽しいものだから、楽しく教えています」と言う石川さん。60年の歴史を誇る祭りの半数以上に身を捧げ、12月に90歳になる。「趣味だから、体が元気ならば来年もやりたいけどね。できなくても若い子がいるから安心」と笑顔を見せた。  男性の山車で18歳以上に限っていた鐘を鳴らす役を子どもに託すなど、近年は幅広い世代が一体となって祭礼を盛り立てる。小林さん姉妹は「地元のいい文化に関わることができてうれしい」「御津にいるうちは三味線を続けたい」と話した。  きょう15日の本祭は正午に境内を出発し、国道23号付近、JAひまわり産直広場、愛知御津駅前で囃子などを披露する。

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