全国郷土紙連合

全国12新聞社加盟kyodoshi.com

北海道から沖縄県石垣島まで、南北に長い日本列島。今日もどこかでホットなニュースが生まれる。

宇部日報社

古地図で厚狭をガイド 語り部の会が旧山陽道など【山陽小野田】

 古地図を使ったガイドウオーク「古地図を片手に、まちを歩こう。」のスタンプラリーが、おいでませ山口観光キャンペーン推進協議会の主催で行われている。県内と島根県益田市の全38カ所のうち、山陽小野田市は厚狭地区で開催。山陽小野田語り部の会(杉本保喜会長)の会員が、旧山陽道と周辺の歴史を分かりやすく案内する。来年3月まで。

 県内には江戸時代に作製された美しい古地図が多く残されており、ガイドウオークはこれらを活用してかつての城下町や宿場町に思いをはせるイベント。スタンプラリーは2017年度から行っており、今年度は四つの新コースを加えた。

   厚狭地区では、伊能忠敬が「大日本沿海輿地全図」の参考にしたとされる「御国廻御行程記」を基に、厚狭毛利家ゆかりの地をたどる南コースの他、旧山陽道厚狭市の町並みを散策する北コースが新たに加わった。

   北コースを考案したのは同会会員の開初茂夫さんと岡本稠(しげる)さん。南コースに参加した人にも楽しんでほしいと、6年ぶりの新コースとなった。JR厚狭駅の在来線口を発着点に円応寺、熊谷家居館跡、寝太郎用水路、新橋(志んはし)、祐念寺、大福寺、皇后岩を回る約5㌔のコースを3時間ほどで歩く。

   円応寺では、同駅前に設置された寝太郎像の元となる「稲荷木造」を特別に開帳。江戸時代に鴨庄一帯を統治していたとされる熊谷家と家老4家の功績、旧厚狭中(現厚狭高)と同駅を直接結ぶ新橋建造に至った住民らの思いなどを丁寧に説明する。

   岡本さんは「知識が増えるたびに、どこまで紹介しようかと選出に迷った」と話し、開初さんは「厚狭は伝説が多い。歴史を知らずに育った人にも、地元の宝を知る機会にしてもらえれば」と参加を呼び掛ける。  

 開催日は第1、3土曜の午前9時から。参加料は500円。1人でも参加できる。1週間前までの予約が必要となる。問い合わせは山陽小野田観光協会(電話82―1313)へ。

 スタンプラリー参加者には参加コースの古地図リーフレットを贈呈。スタンプ10個以上でオリジナルピンバッジ、15個以上でコンプリートボックスを贈る。

関連記事

町制施行70周年で アイヌ民族ゆかりの物語をアニメに 白老

白老町の町制施行70周年記念事業の一環で、アイヌ民族ゆかりの物語3作品がアニメーションにされ、今秋、BSテレビの番組で全国放送される。事業を進めるのは「白老ふるさと昔話制作事業」実行委員会。実行委...

荘内日報社

初の内航定期コンテナ航路 酒田港 10日開設 週1便 国内3港と結ぶ 地域経済の活..

 酒田港(酒田市)と国内3港を結ぶ内航定期コンテナ航路が10日(金)に開設される。酒田港は現在、韓国、中国を結ぶ外航の定期コンテナ船が週2便運航しているが、内航の定期コンテナ航路は初めて。博多(福岡市...

「ひでちゃん」古希も挑戦 昼も営業開始 北の屋台経て20年 足寄

 足寄町内の飲食店「北の大地 ひでちゃん」(南2、阿部ひで子店主)が4月27日、これまでの夕方以降の営業に加え、ランチ営業も始めた。足寄産の馬肉を使った名物「大トロ馬肉のうまか丼」のほか、ラワンブ...

長野日報社

西洋野菜30種栽培へ 8日「畑開き」仲間募る

茅野市の農業に従事する女性らでつくる団体の会長を務める有浦順子さん(68)=同市豊平=が今年度、新たな生産者団体を立ち上げ、付加価値の高い野菜の栽培提案や買い取り販売を行う市地域おこし協力隊の古田...

加盟新聞社

カテゴリー一覧

アーカイブ一覧

アクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス

関連リンク