美しい景色の中サイクリング、ツール・ド・ヤマグチ湾に県内外254人【山口】
山口市南部を自転車で周遊する「ツール・ド・ヤマグチ湾」が1日、阿知須のきらら博記念公園2050年の森を発着点に開催された。県内外から254人が参加し、美しい田園風景や海を眺めながら、サイクリングを満喫した。
自転車を通じて市南部エリアの交流人口の増加と活性化を図るため、2014年度から開催。今回はコースを設定するのではなく、八つのポイントを自由に周遊する形で初めて実施した。水分や栄養の補給所となった各地域交流センターなど5カ所では、秋穂のクルマエビのみそ漬けや山口みかんを使ったジェラートが振る舞われた。
開会式で大会を主催したツール・ド・ヤマグチ湾プロジェクトの冨田正朗代表は「山口湾の持つ潮の香りを受け、のどかな風景を見ながら自転車を楽しんで」、伊藤和貴市長は「県内できらら博記念公園を拠点にアウトドアイベントが盛り上がっている。このツール・ド・ヤマグチ湾もその中心行事にしていきたい」とあいさつした。
元F1ドライバーで大会運営に協力したジャパンサイクルリーグ(JCL)の片山右京代表は「日本の自転車競技を強くするためにも自転車文化を伝えていきたい。このイベントを通じて山口がそのリーダーになってもらえれば」と話した。
開会式後、伊藤市長とゲストライダーを務める片山代表、阿知須出身で2022年全日本自転車競技選手権大会ロードレースジュニア男子優勝の杉野翔一選手がスタート。続いて次々と参加者が出発した。
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