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荘内日報社

船凍イカ例年比3分の1 酒田港 水揚げ今後に期待

 日本海を回遊するスルメイカを採取する本県の中型イカ釣り船のうち、「第八十六若潮丸」(本間健漁労長)が28日朝、酒田市の酒田港に帰港し、船内で冷凍した「船凍(せんとう)イカ」の水揚げ作業が行われた。本間漁労長は「数量が足りない分、値段でカバーできそう。探知機にイカの反応が出てきており、これからに期待したい」と話している。

 本間漁労長によると、同船は8月中旬に酒田港を再出発した後、日本の排他的経済水域(EEZ)内の日本海中央部「大和堆」に向かってから北上、8月末からはロシア海域でスルメイカを追いかけた。当初は30日(土)まで同海域で操業する予定だったが、韓国船と入り会いになり、接触の危険性が高まったことから切り上げた。「台風の接近もなく、なぎ続きだったのが幸いした」(本間漁労長)という。

 同船は28日午前6時ごろに着岸し同7時ごろから水揚げ作業。あいにくの雨降りの中、船員や県漁業協同組合職員が船内から冷気をまとった「船凍イカ」を次々と運び出し、冷凍庫に移した。

 この日、水揚げされたのは約5100ケース(1ケース8キロ換算)で、前回8月の水揚げに比べて持ち直したものの、それでも例年比で3分の1ほど。県漁業協同組合の西村盛専務理事によると、全国的なイカの不漁に伴って取引価格が上昇し、良型では昨年に比べ4割ほど高い値が付いているという。同船は29日にも再び出航する予定で、12月末まで大和堆などでイカを追う。本間漁労長は「古里・酒田の活性化のため、少しでも多く水揚げしたい」と力強く語った。

船内から船凍イカを運び出す関係者たち=28日午前7時半ごろ

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