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好調!!庄農うどん大作戦 4週で1160食注文 「おいしいね」の声に喜び実感 庄内農高うどん部

 鶴岡市の県立庄内農業高校(坂井孝朗校長)の生徒が取り組んでいる「庄農うどん大作戦!Season5」が好調だ。今年も今月初めに藤島地域の飲食店9店舗で生徒が作った「庄農うどん」の提供が始まったが、客の注文が相次ぎ売り切れる店が続出。11日間で1000食以上売り上げた。生徒たちは「先輩たちが築き上げた伝統のおかげ。もっとファンを増やせるよう努力したい」と張り切っている。

 大作戦は今年で5年目。生徒が仕込んだうどんを食堂、居酒屋、割烹(かっぽう)、そば屋、温泉旅館で「肉うどん」や「つけ麺」など各店が趣向を凝らしたオリジナルメニューに仕上げている。今年は今月2日にスタート。来月15日まで毎週金・土・日に参加店で提供する。

 同校によると今年の第1週目は255食、2週目は290食、3週目は325食、4週目は290食で計1160食が売れた。各店では営業が始まると同時に「庄農うどんください―」と注文が舞い込んでいる。

 バングラデシュ出身の父親を持つハックかりんさん(3年)は「大作戦が始まってすぐ、参加店で『今年も庄農うどんの人気ぶりはすごい』と評判を聞き、素直にうれしくなった」、古民家カフェ「藤の家」で接客対応を学んだ清野瑞季さん(3年)は「庄農うどんはいつ食べてもおいしいね、と年配の女性客から言われ、ありがたい気持ちを抱いた。大作戦の経験を自分の将来に生かしたい」と話す。

 1年生から3年生まで約30人の生徒で構成する同校の「農業部加工班(通称・庄農うどん部)」は今年8月に盛岡市で行われた「日本学校農業クラブ連盟大会」の東北大会で大作戦の活動内容を発表。地域ぐるみで取り組んでいることが高く評価され、優秀賞を受賞した。

 生徒を指導する叶野哲実習教諭(52)は「活動自体が5年目に入り『少し飽きられてしまうのかな』と心配したが、ふたを開けてみればその逆。お客さんの間で『9月になれば庄農うどんが食べられる』とすっかり定着した。これも生徒の頑張りと地域全体の協力があったから。感謝したい」と語る。

 のど越しの良さと麺のモチモチ感が自慢の庄農うどんは、昨年に続いて「つるおか麺フェス」(先月27日・荘銀タクト鶴岡)に出品。120食を完売し、生徒たちの自信はさらに深まった。今年の大作戦は残り3週間。生徒たちは、うどんの仕込みと接客の体験学習を行う一方で「参加店の食べ歩きを楽しんでほしい」とPRしている。

庄農うどん大作戦のチラシを手に意気込みを見せる庄内農業高の生徒たち

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