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酒田市美術館「からだでつながる鑑賞会」 作品と向き合い身体表現 新たな鑑賞の在り方体験 作家やモチーフに思い巡らす 石黒さんの彫刻展で初企画

 酒田市出身の彫刻家、石黒光二さん(71)=埼玉県所沢市在住=の作品を紹介する企画展「石黒光二 彫刻展―心・空間・かたち―」開催中の市美術館(石川好館長)で18日、関連イベントとして身体表現ワークショップ「からだでつながる鑑賞会」が開かれ、広く庄内地域一円から来館した参加者が彫刻作品をテーマにしたダンスを自ら創作し、披露し合った。

 体を動かしながら作品と向き合うという経験を通して、作家の考え・気持ちに思いを巡らすなど新たな鑑賞法を発見してもらおうと、同美術館が初めて企画したイベント。鶴岡市城北町在住のダンサー、菊地将晃さん(37)=キッキン・ダンス・ファム主宰=を講師に迎え、午前・午後の2回行われた。

 このうち午前の部には鶴岡、酒田、庄内3市町から計9人が参加。市民ギャラリーを会場に菊地さんの指導で2―6人一組になって相手と同じ動きをする「ミラーリング」を体験。また、動きのないゼロから全力を出す100まで自らの力をコントロールする表現技術を学んだ。

 引き続き企画展示室に移動し、石黒さんの作品「風待月(かぜまちづき)」を題材に、モチーフとなった女性に思いを巡らすとともに、周囲の風景や流れる音などそれぞれ考え、それらを踏まえて作品の周囲で思い思いに創作ダンスを発表した。

 お母さんと一緒に参加した伊藤那由大(なゆた)君(10)=朝暘三小4年=は「美術館は静かに鑑賞する場所というイメージ。普段はできないことをやることができて貴重な体験になった。楽しかった」と。菊地さんは「言葉では取りこぼしてしまう感情、伝えたいことも、身体を使えば分かることがある。コミュニケーションの一つとして生活にも生かしてほしい」と呼び掛けた。

 今回のワークショップの模様は動画にし後日、市美術館YouTubeチャンネルで公開する。石黒さんの企画展は来月22日(日)まで(会期中無休)。

石黒さんの作品を囲み創作ダンスを披露する参加者たち=18日

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