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新たな形の町内会催し楽しむ 鶴岡 美原町フェスティバル 町内会の人材不足コロナ明け模索 夏祭りと敬老会合わせアイデア

 鶴岡市美原町で敬老会と夏祭りを合わせた新イベント「美原町フェスティバル2023」が17日、同町公民館周辺で行われた。地域の子どもたちによる一足早いハロウィーンパレードや、演歌でお年寄りを楽しませるお茶のみサロンなどさまざまな手作りの催しが繰り広げられた。

 同町では町内会が中心となってこれまで6月に敬老会、8月に夏祭りを開催していたが、近年は人材不足にコロナ禍が加わり3年ほど人の集まるイベントを見送ってきた。

 今回、敬老の日(18日)を前に、規模をやや縮小しつつも2つの催しを合わせ、お年寄りから子どもまで地域住民に楽しんでもらおうと町内会役員が新たな形のイベントを企画した。

 イベントの一つ「プチ・プレ・ハロウィン」は10月末のハロウィーンに先駆けて、仮装した地域の子どもたち30人余りが参加。魔女や小悪魔、吸血鬼などかわいらしい仮装に身を包み、保護者と共に町内をパレードした。魔女の仮装をした朝暘四小3年の齋藤紗來さん(9)は「ちょっと暑いけど楽しい。ハロウィーンが近付いたらまた仮装してみたい」と話していた。

地域の子どもたちが一足早いハロウィーンパレードを繰り広げた

 一方、高齢者を対象にした「お茶のみサロン」では、鶴岡市大山三丁目在住の大戸眞澄さんによるギター弾き語り演歌楽講座「演歌で健康づくり」が行われた。大戸さんは元教師の経験を生かし、歌詞の中の単語を挙げて「ここで歌われた『蹴出し』を知っている人はいますか?」「歌にある女性が締める帯を150センチと仮定すると、春と秋のウエスト差は?」などと聴衆に質問。歌と軽妙なトークでお年寄りを大笑いさせていた。

 このほか公民館に隣接する駐車場にはカレーや焼き芋、焼き鳥のキッチンカーが出店。町内会が美原町の全戸約840世帯に500円分の買い物補助券を配布しており、お昼時には家族連れでにぎわった。また、アイスリー出版(美原町)や滝川蒲鉾店(本町一丁目)、富樫ろうそく店(山王町)もイベントに協力した。

 美原町内会の阿部一也副会長は「近年は超高齢化が影響して60代、70代でも仕事を続ける人が多く、町内会へ参加できる人が少ない。会長不在をはじめ深刻な人材不足となっている。そうした中で2つの催しを合わせ、コンパクトにして開催した。地域住民の評価を聞きながら来年度以降の町内会活動の指標にしていきたい」と話していた。

お年寄りたちが演歌とトークを楽しんだ「お茶のみサロン」

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