祭り選定の証を贈呈するダイドーグループホールディングス前会長の髙松富博氏（右）＝28日午後、市役所

　ドキュメンタリー番組「ダイドーグループ日本の祭り」で白保の獅子舞の模様が放送されるのを前に28日、ダイドーグループホールディングス前会長の髙松富博氏や同番組事務局など関係者らが石垣市役所を訪れ、中山義隆市長に祭り選定の証を贈呈した。番組は県内で10月9日に放送されるほか、来年度にはＢＳで全国に向けて放映される。

　同企画は2003年にスタート。各地の祭りを取り上げることで地域の文化を伝えていこうとダイドーグループがテレビ局各社と協力して番組の制作や放送のほか、地域映画祭などへの協力、市民文化講座での出前番組上映などを行っている。

　今回は、白保で行われる獅子舞を1年以上前から取材。琉球放送（ＲＢＣ）で10月9日午後1時55分から特別番組「舞わせ！　シシブサー　誇りを胸に」として放送される。来年度にはＢＳ12トゥエルビで全国放送される。

　八重山ではこれまでに、とぅばらーま大会（2008年）、鳩間島豊年祭（2010年）、竹富島種子取祭（2013年）、西表の節祭（2020年）が番組化されている。

　髙松氏は「地域に貢献したいと始まり21年目。今年は石垣島の祭りを放送する。みなさんに元気になってもらいたい」、ＮＰＯ法人日本の祭りネットワーク副理事長の苦田秀雄氏は「番組を見て島から出た人たちにも故郷を思い出してもらいたい」と述べた。