場所取りのルールを知らせる諏訪湖畔の看板
長野県諏訪市の諏訪湖で8月15日に行われる第75回諏訪湖祭湖上花火大会。コロナ禍を経て4年ぶりに復活する国内屈指の花火大会への期待が高まる一方、花火の打ち上げ会場に近い湖畔公園では場所取りが横行することへの警戒感も募っている。諏訪湖祭実行委員会は場所取り開放日時を13日午後3時とし、それ以前の場所取りについては不法投棄物として撤去する方針だ。花火の観覧者に理解と協力を呼び掛けている。
花火観覧用の場所取りは、有料桟敷席を覆うフェンス外側の湖畔公園敷地内で行われる。具体的には、上川右岸~中門川付近と諏訪湖間欠泉センター付近~下諏訪町境で、湖上に上がる花火を無料で観覧できるとあって、なぎさ部分や堤防の土手はブルーシートを敷いて観覧する見物客でにぎわいを見せる。
諏訪市は、場所取りが公園利用者の安全や景観、草刈り作業に悪影響を及ぼすことから、開放日時を大会直前に設定して対応している。緊急時に通路となるジョギングロードと園路、サイクリングロードの場所取りは禁止。ガムテープなど粘着力が強いものは道路を傷めるため使用しないよう求めている。
実行委員会によると、場所取りは現時点で確認されていないが、3連休初日の11日から一気に加熱すると見ている。「ルールを守り、お互いに譲り合って観覧場所を確保して、4年ぶりの諏訪湖の花火大会を楽しんでもらえたら」と話している。
このほか、有料桟敷席に入るゲートの開場を待つ列の場所取りは14日午後3時から始まる。新たに整備されたサイクリングロードは15日午前9時から午後11時まで通行止め。高台から湖畔を見渡せる立石公園の場所取りは14日正午からで、同日午前11時30分に駐車場に集合し、係員の指示で場所取りを行う。駐車場は同日午後4時に閉鎖。立石公園付近の道路は15日午前4時から午後10時まで通行止めになる。
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