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闇に浮かぶ巨大灯籠 「天空の不夜城」観客魅了 能代市

色鮮やかな城郭灯籠が闇夜に浮かんだ天空の不夜城(能代市の国道101号で)

 巨大な城郭灯籠が能代市中心部の国道101号を練り歩く能代七夕「天空の不夜城」が2日、開幕した。日本一の高さを誇る城郭灯籠「愛季(ちかすえ)」(24・1㍍)と「嘉六(かろく)」(17・6㍍)が雄姿を披露、色鮮やかな武者絵巻が夜の街に浮かび、沿道の観客を魅了した。3日まで。

       

 商工、観光、行政など官民一体でつくる能代七夕「天空の不夜城」協議会(会長・佐藤肇治能代商工会議所会頭)の主催。伝統の七夕行事を地域活性化に生かそうと平成25年に始まり、令和2、3年の新型コロナウイルス禍による中止を経て9回目の運行。秋田竿燈まつりや青森ねぶたなど他地域の祭り行事と日程が重ならないよう、3、4日としてきた開催日を昨年から2、3日に変更した。
 運行は、車両通行止めにした国道101号の市役所交差点─通町交差点間の約650㍍を往復するコース。午後6時30分ごろ、市役所交差点付近から愛季、能代二中の「二中若」、能代若、嘉六の順に南進した。
 明治期に運行されたとされる5丈8尺(約17・6㍍)の大型灯籠を電線地中化が施された国道101号で平成25年に復活させたのが嘉六。翌26年に愛季が完成した。大型灯籠は日が暮れるにつれ、きらびやかな雄姿を夜の街に浮かび上がらせた。高さが8階建てビルに相当する愛季、嘉六は沿道の家々を見下ろすようにゆっくりと進み、見物客を楽しませた。
 初日の運行にはスタッフやボランティアら約900人が参加。能代科学技術高からは生徒約160人が灯籠の引き手、囃子(はやし)の太鼓、笛、鉦(かね)の演者として携わった。出発式前には、地元の団体、グループによる踊りが行われた。
 イオン能代店前には観覧席が設けられ、県外客の姿も多数見られた。運行終盤には、往復した4基が同店交差点に集まり「ふれあいタイム」を実施。見物客も道路に出て太鼓をたたいたり、灯籠と記念撮影したりし、熱気に沸いた。
 佐藤会長は「不夜城を長く続けることでテレビや雑誌などさまざまなメディアに取り上げられるようになり、ユーチューブなどで海外にも知られるようになった。記録的な大雨で復旧作業に追われている住民にも元気を届けたい」と話した。
 3日は午後6時ごろから踊りや出発式を行い、6時30分ごろに出発する。二中若に替わり、能代一中の「一中若」が登場する。

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