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長野日報社

豪快柴舟、雷雨も加勢 諏訪大社下社お舟祭り 長野県

雷雨の中、秋宮境内で柴舟を曳く落合・富士見・金沢地区の氏子たち

 諏訪大社下社の夏の遷座祭「お舟祭り」が1日、長野県下諏訪町で行われた。春宮に安置されている御霊代(みたましろ)を秋宮に遷(うつ)す真夏の伝統行事。今年は4年ぶりに柴舟(しばふね)が曳行(えいこう)され、御頭郷の落合・富士見・金沢地区の氏子たちが曳(ひ)く巨大な柴舟が下諏訪の中心市街地を豪快に進み、曳行路は氏子たちの熱気に包まれた。

 コロナ下となった2020年からの3年は感染対策のため、柴舟の曳行は取りやめ。柴舟に見立てた行列を組んで春宮から秋宮に向かい、柴舟に乗せていた翁と媼の人形は諏訪大社下社人形保存会の会員が担いだ。

 今回は新型コロナ感染拡大が完全に終息していない現状を踏まえ、感染対策と時間を守った適正な曳行を考慮した形で実施。御頭郷地区では密集を避けるために曳行係を分け、交代しながら曳行するなどの感染対策を講じた。町お舟祭り実行委員会は恒例の「神賑わい」の催しを見送り、柴舟曳行を最優先とした。

 午後1時55分ごろ、遷座の行列が春宮を出発し、柴舟は約30分後に木やりの合図で曳き出された。大門通りから国道20号を横断し、難所の魁町の鋭角カーブも一気に通過。休憩を挟みながらも、「よいさ」の掛け声とラッパの音に後押しされ順調に大社通りを進み、予定より1時間ほど早く秋宮に曳き込んだ。

 秋宮境内では突然の激しい雷雨に襲われた。氏子たちはずぶぬれになりながらも気迫のこもった曳行で神楽殿を3周。その後、柴舟を左右に倒す「お舟返し」を披露し、曳行を終了した。境内の特設土俵では神事相撲が3番行われた。

 御頭郷地区責任大総代の牛山一宏さん(落合)は「氏子の皆さんが一丸となり、期待以上の素晴らしい曳行をしてくれた」と笑顔を見せた。

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