全国郷土紙連合

全国12新聞社加盟kyodoshi.com

北海道から沖縄県石垣島まで、南北に長い日本列島。今日もどこかでホットなニュースが生まれる。

「あばれ獅子」4年ぶり 二区町内会 中心街に活気 苫小牧

樽前山神社例大祭が開幕した14日、苫小牧市の二区町内会(手嶋覚会長)の「あばれ獅子」が市内中心街を練り歩いた。コロナ禍で中止していたが4年ぶりに復活。祭りばやしに合わせて踊る獅子が、まちなかを活気づけた。

夜の繁華街に活気を届けるあばれ獅子=14日午後8時15分ごろ、錦町

 同日午後3時すぎ、町内会の会員に北洋大学野球部の部員を加えた約30人がそろいの祭り衣装を着て、錦町の二区総合福祉会館を出発。軽快な笛や鐘、太鼓の音色に合わせ、大小2頭の獅子が勇ましく舞う姿を披露した。中心街の飲食店や事業所などを日中と夜に分けて巡った。

 厄よけで獅子頭に頭をかんでもらったり、カメラで撮影を楽しんだりする人も。子どもが突然の獅子登場に驚き、泣いてしまう場面も見られた。錦町の酒店に勤める池田芳彦さん(41)は「街中に元気が戻ってきて、うれしい。御利益も感じる」と喜んだ。

 あばれ獅子は大正時代から続く伝統芸能。太平洋戦争や1950年代は担い手不足で2度休止したが、81年から有志で活動を再開し樽前山神社例大祭に合わせて継続している。

 錦町で焼き鳥店を営む植野泰幸さん(41)は、獅子頭を15年以上任され「4年ぶりでもすぐに思い出せた。みんなでこうしてできるのが楽しい」と笑顔を見せた。

 同町のラーメン店店長で、獅子の先導を長年務める洞口大さん(41)は「『初めて見た』と若い人たちが喜んでくれ、大事な活動だと改めて思った」とやりがいを強調した。

 今年はこの日1日で、8時間近くかけて地域をくまなく回った一行。手嶋会長(75)は「みんな年を取り、不安もあったが、再開できてよかった。疲弊したまちのにぎわいに少しでもつながれば」と述べた。

関連記事

長野日報社

熊も指定管理鳥獣に 長野県、ツキノワグマ保護管理見直し

 2023年度の熊による人身被害者数が、統計のある06年度以降最多の198件、219人となったことを受け、環境省は今年4月、熊を「指定管理鳥獣」に追加した。これにより、都道府県などは国の交付金を受...

Jファーム 直売所を再開 規格外のミニトマト格安販売 苫小牧

苫小牧市柏原で植物工場を操業するJファーム苫小牧(石島武社長)が今年、ミニトマトの直売をビニールハウス内の一角で行っている。昨年は会社の運営体制見直しに伴って直売所を全休したが、常連客らの強い要望...

宇部日報社

未入力

 爽やかな初夏の陽気に包まれた11日、宇部市内のトップを切って厚南中(藤本秀則校長)と桃山中(谷川正己校長)で運動会が行われた。厚南では、多くの保護者らの声援に応えるように、学年別のクラス対抗...

荘内日報社

高校生最先端の研究環境で挑戦 慶應先端研 最多33人助手・研究生受け入れ

 鶴岡市の慶應義塾大先端生命科学研究所(荒川和晴所長)の高校生「研究助手」「特別研究生」の任用式・入学式が10日、同市覚岸寺の鶴岡メタボロームキャンパスで行われた。本年度は過去最多となる33人の庄内地...

加盟新聞社

カテゴリー一覧

アーカイブ一覧

アクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス

関連リンク