選手宣誓する「プラスワン」の古川敏浩さん＝7日夕、久部良漁港特設会場

　【与那国】「ぱしんだぎ　ちまんがしゃなきるん　うぶカジキ」（つりあげよう　みながよろこぶ　大カジキ）をキャッチフレーズとした第34回日本最西端与那国島国際カジキ釣り大会（与那国町主催、同実行委員会主管）の開会式が7日夕、久部良漁港特設会場で行われ、3日間にわたる大会が幕を明けた。4年ぶりの通常開催。大会にはカジキ釣りトローリングの部に37チーム、磯釣りの部に45人が参加。与那国町観光大使のみやぞんさんも競技に挑むほか、国外からは台湾からのエントリーもあった。参加者らは、国境の大海原で大物を狙う。

　開会式では、大会実行委員長の糸数健一町長が「与那国町は黒潮源流の真っただ中に位置し、県内随一のカジキの水揚げを誇る大型回遊魚の宝庫。トローリングはもちろん、ダイビングでも多くの人が訪れている。参加するアングラーの皆さん、キャッチフレーズに負けない大きなカジキを釣り上げてください」とあいさつ。

　前回大会優勝の「チーム旗魚」が優勝旗を返還、前回準優勝の「プラスワン」が選手宣誓を行った。

　久部良中学校吹奏楽部による演奏や与那国民俗芸能の披露、ゲストの米藏一正さん、町観光大使のみやぞんさんによるトークなどもあった。

　競技は、8、9日の2日間行われ、競技時間はトローリングが午前7時～午後5時（9日は午後4時まで）、磯釣り部門は午前9時～午後3時まで。両日とも夜にはアトラクションが行われる。8日はのど自慢やハワイアンフラ、与那覇歩さんらのライブ、9日はカジキの丸焼きや打ち上げ花火などが予定されている。