
映画「怪物」の撮影時のエピソードなどを話す是枝裕和監督(右)
カンヌ国際映画祭脚本賞受賞作で長野県諏訪地域がメインロケ地になった映画「怪物」の是枝裕和監督を招いたトークイベントが24日、富士見町グリーンカルチャーセンターで開かれた。諏訪地方観光連盟諏訪圏フィルムコミッションが主催。諏訪地域から約200人が来場し、撮影時のエピソードやロケ地決定の裏話などに聞き入った。
是枝監督は、諏訪をロケ地に選んだ理由として、撮影場所を探していた時に諏訪を訪れ、撮影に協力的なことが決め手だと話した。撮影に関しては消防車を実際に走らせたシーンを振り返り、「サイレンを鳴らしながら消防車を走らせるシーンはなかなか撮れない。自治体や消防関係者の協力があってこそ」と関わった人たちに感謝した。
富士見町の印象も語った。物語の核となる大事な場面で登場した同町落合の旧立場川橋梁や旧瀬沢隧道(トンネル)について、「最初は別の場所を考えていたが、水路や鉄橋があったことで決めた」とし、「野生の猿がいたので一緒に映したかったが、逃げてしまったのが心残り」と笑いを誘っていた。
そのほか、諏訪湖の夜景を高台から見た時に「真っ黒い穴が開いているようだった。物語にふさわしい」と思ったことや、音楽を担当した故坂本龍一さんとのやりとりなども紹介。最後に来場者に向け、「地元の皆さんの協力があって実現した作品。また諏訪地域に戻って、対面であいさつができてうれしく思います」と感謝を述べた。
イベントの後半には来場者が是枝監督に質問するコーナーがあり、映画のシーンの意味などを聞いていた。
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