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北羽新報社

能代港の洋上風車で初の救助訓練

能代港の洋上風車で初の救助訓練

 洋上風車での作業事故などに備え、有事の対応を確認しようと、能代山本広域市町村圏組合消防本部と丸紅洋上風力開発(東京都)は24日、能代港の洋上風車で訓練を行った。同本部によると、洋上風車での訓練は全国初の試みで、約10人が参加。救助方法や資機材の使い方を確かめるとともに、協力体制を整えた。
 昨年12月に商業運転を始めた洋上風車で、風車タワー内からの救助や救急要請に対応するため、関係各所との協力体制構築や連携強化が目的。訓練に当たり、能代港の洋上風力発電所を管理する同社のほか、ベスタス・ジャパン(同)、秋田洋上風力発電(AOW、能代市)の協力も得た。
 訓練は、点検作業中の作業員が風車タワーと基礎杭をつなぐトランジションピース(TP)の最下部に落下、脊椎損傷が疑われ、同僚による救出が不可能であるため、消防に救助要請したという想定で行った。
 はじめに落下した要救助者に見立てたダミー人形を救出する訓練を実施。アクセス船に乗って現場に到着した隊員らは、手分けしてタワーエントランス内に三脚を設置したり、下階で要救助者の容態を確認。担架に乗せた後、息を合わせて引き揚げた。続いて、丸紅の作業員と連携し、TP踊り場に設置されているダビットクレーンを使って担架を海上で待機しているアクセス船に下ろして、船内に収容した。
 また、同社が所有する小型クレーンを用いて引き揚げ救助訓練を行い、有事の際の連携を確かめた。
 同本部特別救助隊の佐藤崇宏隊長は「どのような事故が起こり得るか、最適な救助方法は何かを訓練を通じて確かめることができた。今後要請があった場合に、迅速かつ円滑な活動につなげたい」と話した。

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