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長野日報社

アメフトの魅力知って 信州大と一橋大「伊那ローズボウル」来月4日 長野県

ローズボウル開催に向けて意気込む佐々木一之さん(右)と松村亜美さん

 アメリカンフットボールの信州大学(本部・長野県松本市)と一橋大(東京都)が対戦する「伊那ローズボウル」は、6月4日に伊那市陸上競技場で開く。東海学生1部リーグ所属の信大アメフト部「ワイルドキャッツ」の運営母体となる一般社団法人が伊那市内にある縁で、この時期に見頃となるバラにちなんで初めて企画した。「まずアメフトを知ってほしい。激しいタックルなど、魅力を体感できるイベントにしたい」と意気込む。

■地域密着型のイベントに

 市内で交流戦を開くのは初めて。法人の代表理事で同部ゼネラルマネジャーの佐々木一之さん(57)=伊那市高遠町=を中心に、関係機関の協力を得ながら計画し、以前から交流がある一橋大(関東学生2部リーグ所属)に参加を働き掛けた。

 米国カリフォルニア州パサデナで毎年元日に開かれる大学対抗戦の一つで最も権威ある「ローズボウル」などは、開催地の特産品とかけて大会名が名付けられている。伊那市も、バラによるまちづくりに取り組んでいて、栽培が盛んなことから交流戦も「ローズ」と名付けた。

 法人は昨年、設立した。企業とスポンサー契約を結んで、安定した活動資金を獲得して部の強化を図る目的。ローズボウルの開催により、アメフトの認知向上や、同部への協力や協賛を広げたい狙いもある。

 来年以降も継続的に開催し、毎年3月の「高校伊那駅伝」に次ぐイベントになれば-と構想を練る佐々木さん。「『駅伝の次はアメフトだね』と言ってもらえるようにしたい。そうなれば、(同部に)協力したいという気持ちをもってもらえるはず」と期待する。地域密着型の「スポーツフェスのようなイベントにしたい」とも語り、小中学生がスポーツに親しむ体験会なども設ける計画だ。

■子ども向けに教室や体験会

 南箕輪村の信大農学部で唯一、部に所属するのはマネジャーの松村亜美さん(21)=3年=。チームの弱点や相手チームを分析し、戦略を練る役割を担い、「法人化したので結果も求められる」。さらに「アメフトはあまり知られていないスポーツ。だからこそ大学に入学してからでも始めやすい」とし、イベントを通じて子どもたちに魅力を伝えたいと意気込んでいる。

 試合前には小中学生対象の走り方教室(午前10時~)、タックルをなくして安全にプレーできる「フラッグフットボール」の体験会(同11時~)を開く。試合後には高校生向け進路相談会として両大学の部員と交流できる機会も設ける。

 さらに午後1時から始まる試合のハーフタイムには春富中(伊那市)吹奏楽部によるマーチングバンド演奏、同市を拠点に活動するチアリーディングクラブ「M’s☆STARS」の演技で盛り上げる。会場には飲食の移動販売車も設ける予定だ。

 入場無料。走り方教室の定員は先着20人で、専用の予約フォームから申し込む。問い合わせは佐々木さん(電話050・3551・2379)へ。

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