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厚岸の自然 豊かさ知って 福田さん写真集自主出版

出来上がったばかりの写真集を手にする福田さん

 【厚岸】厚岸在住の写真愛好家の福田美樹夫さん(73)が今月、初めての写真集「厚岸の自然にくらす」を自主出版した。2006年から22年3月まで、国指定鳥獣保護区管理員を務め、違法行為の摘発や鳥獣調査の傍ら、撮影を続けてきた。29日からは、町宮園1の本の森厚岸情報館2階ギャラリーで初の個展を開催。「厚岸の自然の豊かさを知ってほしい」と話している。

 福田さんは弟子屈町生まれ。弟子屈高校卒業後、厚岸町役場に奉職し厚岸水鳥観察館初代館長などを経て06年に退職した。1996年からは町在住の愛好家でつくるサークル「映像集団光風」に所属し、事務局長を務めながら展示や町要覧の撮影協力などで活躍している。

 写真集は、A4判カラー85㌻。「森林、河川、湿地、湖沼等での鳥獣観察記録」との副題で、管理員を引退後1年をかけて編集した。巡視区域だった別寒辺牛川周辺やパイロットフォレストの林道を中心に町内各所で撮影した野鳥82種をはじめ野生動物、風景などを掲載する。写真撮影のきっかけとなった自宅前の厚岸湖で羽を休めるオオハクチョウの群れや近年人気のシマエナガ、希少なエゾライチョウなどさまざまな鳥たちの一瞬の表情を捉えている。

 福田さんは「はじめの頃は、鳴き声を録音し後から種類を確認していた。厚岸の豊かな自然と多様性、命のつながりを実感し、記録することがライフワークになり、仕事と趣味の両方で形に残すことができた」と話す。

 写真集は町内小中学校や関係機関に寄贈。同館では閲覧もできる。写真展は5月7日(1、2日は休館)まで。掲載作品の中から約20点を展示する。開館は午前10時から午後6時まで。観覧無料。

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