市内にもWBC効果 バッティングセンターに列、書籍も人気【宇部】

ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本代表が14年ぶり3回目の優勝を決め、日本中に歓喜と興奮をもたらした。宇部市内でも侍ジャパンの活躍に触発され、バッティングセンターに連日通ったり、書店で関連商品を買い求めたりするなどWBC効果が表れている。
フレスパランド・カッタの湯(海南町)内にあるバッティングセンター。メキシコと対戦した準決勝あたりから利用者が急増し、絶えず店内に快音が鳴り響く。週末には、球速90~120㌔の打撃用5レーン、ストラックアウト1レーンに順番待ちの列ができるほどにぎわっている。
中には米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平選手を意識して、打撃とストラックアウトの〝二刀流〟に挑戦する人も。会社員の高瀬優斗さん(18)=島2丁目=は「野球に興味は無かったけど、WBCを見て大谷選手と村上宗隆選手のとりこになった。バットに初めて球が当たった瞬間は最高の気分。次は球速を上げてチャレンジしてみたい」と張り切っていた。
幸太郎本舗TSUTAYA宇部店(島3丁目)には野球関連の雑誌や本が約50種類あり、今は侍ジャパンの関連書籍が人気。中でも大谷選手の本はWBCが始まってすぐに売り切れ、出版社にも既に在庫が無い状態。プロ野球名鑑の売れ行きも好調で、近日発売予定の優勝記念冊子は予約が殺到しているという。
福澤好恵店長は「スポーツに関する書籍は人気だが、WBCの影響で野球関係の冊子を手にする人が増えた印象」と話す。球春到来で盛り上がりがさらに続きそうだ。
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