まやのやかた 越沢寒ざらし三角そば 18日から今季営業スタート
「越沢寒ざらし三角そば」が出来ました―。鶴岡市越沢のそば処(どころ)「まやのやかた」が18日(土)から今季の営業をスタートする。恒例の寒ざらしそばは今年、約1000食分を準備。開店に合わせて提供を始める。
越沢地区の在来作物の越沢三角そばは、香り豊かでナッツ類のような風味が特徴で、県内外にもファンがいる。厳冬期にソバの実を流水に浸して風味を引き出す寒ざらしそばは、地元の生産組合が毎年仕込んでいる。今年も大寒から立春までの約2週間、摩耶山から流れる沢水に三角そばの実約160キロを浸し、その後1カ月間、寒風にさらした。こうした手間をかけた作業によってソバの余分なアクや渋みが抜け、甘みと風味が増して舌触りが良くなるという。
営業開始を前に11日、まやのやかたで地元住民や関係者らによる試食会を開催。「香り強くそばの風味が立ち、今年の寒ざらしもうまい」と好評だった。越沢三角そばは900円から、寒ざらしそばは1300円から(いずれも税込み)。営業は土日祝日だが、5人以上の事前予約があれば平日も営業する。
問い合わせは、まやのやかた=電0235(47)2430=へ。

今年の出来を確認した「越沢寒ざらし三角そば」の試食会。18日から提供が始まる=11日、「まやのやかた」
関連記事
センリョウの収穫始まる 正月飾りに人気の縁起物
正月用の切り花として人気のあるセンリョウ(センリョウ科)の収穫が、和歌山県印南町の山間部にある真妻地域で始まった。 センリョウは上向きに実がなることから縁起が良いとされる。同町では1950...
バー形式で交流模索 地域おこし協力隊員 山岸さん 「海と港となつこの部屋」..
白老町地域おこし協力隊員、山岸奈津子さん(43)は26日、海や港に関わる町民との交流スペース「海と港となつこの部屋」を町大町の喫茶店カイザーの隣店舗に開設した。 同スペースは、白老港の魅力...
六十里越街道の魅力 情報発信語り合う
「六十里越街道魅力発信フォーラム~歴史ある街道をどのようにして発信していくか考える~」が25、26の両日、鶴岡市の朝日地域で行われた。庄内と内陸を結ぶ古道・六十里越街道について、講演やパネルディスカ...
歩いて「広尾」再発見 フットパス2コース開始
広尾町内のシーサイドパークや大丸山森林公園の景観スポットをめぐるフットパス・2コースが運用を開始した。両コースには8カ所ずつポイント(QRコード)があり、スマホでスタンプをゲットすると特製の「手...