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島離れる前に思い出作り 高校生がパフォーマンス披露 やしのみまつり

ダンスを披露する八重高卒業生ら=12日午後、真栄里公園

 企画から運営まで高校生が行う第1回やしのみまつり(同実行委員会主催、石垣市共催)が12日、真栄里公園で開催され、高校生らが舞台でダンスなどのパフォーマンスを披露した。

 新型コロナウイルス禍で行事などが中止・延期を余儀なくされる学校生活を送っていた3年生が島を離れる前に思い出をつくろうと企画。実行委員会(当銘由羅委員長)を結成して準備を進めてきた。まつり名の「やしの」は3高校の頭文字、「み」は「みんなで」からとった。

 舞台は八重高カラーガード部の演技で幕開け。八重農郷土芸能部の有志の舞踊、ラップバトル、「山田けんたwith古波蔵こーだい」の唄三線、八商工軽音部などが続き、八重高郷土芸能部と八重農郷土芸能部有志による合同演舞でフィナーレを飾った。 

 このうち「八重高&八商工のダンス」は八重高卒業生の与那覇優花さんと前底颯希さん、平良奏音さん、浦崎楓子さん、大野来奈さん、八商工1年の玉代勢ひらりさんが出演。卒業生は「コロナでイベントがなくなって人前で踊るのは2回くらしかなかったが、高校時代最後に初めて八商工とコラボし、地域の皆さんの前で踊ることができてよかった」と思い出になった様子。

 実行委は舞台の休憩中に急きょ出場者を募って「のど自慢大会」も実施。約10人が舞台に立った。インターネットを活用して曲を流し、出場者はスマホで歌詞を確認しながら熱唱するなど現代ならではの対応だった。

 当銘委員長は「大人の力を借りつつ高校生が企画から運営まで行った。みんな達成感のある顔をしていたのでやって良かったと思う」と話した。

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