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川湯温泉街を再生 町、マスタープラン策定へ【弟子屈】

星野リゾートが進出する川湯温泉の廃屋跡地。町は温泉街再生に向け「川湯温泉街まちづくりマスタープラン」の策定を進めている

 【弟子屈】川湯温泉街の再生を目指し、町は廃屋を撤去した跡地に進出する星野リゾート(長野県軽井沢町)も加えた「川湯温泉街まちづくりマスタープラン」の策定を進めている。計画は近年、新たな観光名所として注目を集める温泉川を中心に、自然と一体となったにぎわいの創出を推進。今後10年を目標に、川沿いの屋台村や温泉川の入浴施設などを整備する方針で、14日の住民説明会で案を示した。星野リゾートの宿泊施設は早ければ2026年にも開業する見込みで、地域活性化と計画の促進に期待が掛かる。

 廃屋の撤去や宿泊事業者の誘致は、観光地の上質化、景観改善などを進める環境省の阿寒摩周国立公園プロジェクトの一環で、同社が跡地を借り受けて宿泊施設を建設する。同プランは火山や森、湖の魅力を改めて強調しながら、温泉川を中心ににぎわい創出を推進。計画のスタート後に開発する施設は川に面するよう建設し、川周辺を徒歩で回遊するまちづくりや、減少した宿泊客の回復などを目指す。

 計画案では、川沿いの屋台が連なる「川湯横町」、温泉川で入浴などを楽しむ「川湯ラグーン」などを整備。川湯温泉らしい景観を形成するため、建物の高さや照明の制限などのルールも設ける。観光関係者らが出席したこの日の説明会で計画案を示し、出席者からは「川湯の湯治文化のことも考えてほしい」、「雇用が増えた場合、住む場所はどうなるのか」などの意見が出された。

 川湯温泉への進出について、星野リゾート国内企画開発グループの石井芳明プロジェクトマネージャーは「ここまで温泉街を変えていくのは珍しく、地域の熱意も大きい。高い目標に向けて頑張りたい」と意気込みを示し、徳永哲雄町長は「ゴールではなく新たなスタート。星野リゾート進出を契機に本町が発展し、地域住民が幸せになるように引き続き取り組みたい」と温泉街再生を強調した。

 開業は早くても3年後になるが、川湯温泉旅館組合の榎本竜太郎組合長は「集客力向上は先になったとしても、知名度アップは大きい。最近は問い合わせも増えてきた」と活性化に期待を込めている。

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