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釧路新聞社

10周年へ向け準備着々 「釧路湿原美術館」新たな魅力づくり

スイスから届いた大型ポスターの前に立つ高野理事長

 道東の自然を描き続けた画家、佐々木榮松さんの作品を収蔵する釧路市阿寒町上阿寒の「釧路湿原美術館」(高野範子理事長)が6月の開館10周年に向けて新たな魅力づくりに取り組んでいる。昨年11月にスイスのジュネーブで行われた第14回ラムサール条約締約国会議(COP14)の会場で展示した、釧路湿原を題材に``命の描写、、をした榮松作品を紹介する大型ポスターが現地から到着。さらに10周年記念事業として榮松作品の解説付きDVDを製作することになり、着々と準備を進めている。

 COP14の会合の会場に展示された大型ポスターは、釧路湿原の調査に入った北大教授や研究者が、釧路湿原美術館に収蔵されている画家佐々木榮松の作品と、釣り師として湿原の魚たちと心で語った佐々木氏の生きざまに触れて感銘し、その足跡を紹介するために英文の大型ポスターを製作。世界172カ国のラムサール条約締約国の代表者が集う場で紹介した。

 高野理事長は「作品や榮松の写真をカラーで載せてくれた、その大型ポスターの中心に日本語で``命の描写、、と表現してくれたことをとてもうれしく感じています」と話した。さらに、会場では特に欧州やアフリカからの参加者からの人気が高かったと聞いており「ポスターにはQRコードも印刷されていて、多くの人たちが確認してくれたようなので今後が楽しみです」と、アフターコロナで海外からの多くの来訪者に期待を寄せた。

 また、開館10周年記念のDVD製作について「榮松作品を収録していますが、その中には美術館で展示していない非公開の作品も載せたいと思い準備している。これは99歳で人生を全うした榮松の絶筆の作品です」と語り、より魅力あるものにするために情熱を傾ける日々を送っている。

 同館は5月19日までは金曜から日曜までの開館。時間は午前10時~午後4時(入館午後3時30分まで)となっている。

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