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自分の「好き」を伝えよう 彫刻家・加新紺さんが体験講座 奄美市・屋仁小学校

彫刻家・加新紺さんのアドバイスを受けながら作品制作を楽しむ児童ら=22日、鹿児島県奄美市笠利町

 鹿児島県奄美市笠利町の屋仁小学校で22日、彫刻家・加新紺(かあら・こう)さん(44)を招いたワークショップがあった。同校の児童と保護者ら計26人が参加。「自分の周りにある自分の好きなものたちで立体作品を作ろう!」をテーマに、持参したお気に入りの貝殻などを用いて作品を制作。工夫した点を自分の言葉で説明し、自分の「好き」を表現、発信する楽しさを学んだ。

 奄美の魅力を伝え、人の交流を育む一般社団法人「しま・ひと・たから」(山下保博代表理事)主催のイベント。

 加新さんは東京造形大学を卒業後、個展活動を開始。作品は国内外のホテルや空港ラウンジなどに数多く展示されている。「『なんで好きだと思うんだろう』と考えることを忘れないで。好きなものをもっと好きになるにはどうしたらいいか、考えて作ってみよう」と呼び掛けた。

 児童たちは持参した貝殻や石、サンゴのかけらなどを材料に制作開始。粘土や接着用樹脂を活用し高さやバランスを追求したり、ロープや貝の空洞を使い空間を飾り付けたりと作品作りを楽しんだ。制作後は工夫した点や互いの作品の感想などを自分の言葉で発表した。

参加児童の立体作品。接着剤は使用せず、材料のバランスを重視。貝やシーグラスが美しく映えるよう制作した

 3年生は「僕もみんなも集中して楽しんでいて、またやりたいと思った」と笑顔。加新さんは「子どもたちの意欲が強く、刺激を受けた。奄美大島は鉱物の多様性に満ち、地層のグラデーションも美しい。光の差でも見え方が変わり、まだまだ見てみたい場所がある」と話した。

 加新さんは約3カ月間奄美大島に滞在し、島内で公開制作(2月12~27日)や作品展(3月25日~4月9日)を開催する。

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