全国郷土紙連合

全国12新聞社加盟kyodoshi.com

北海道から沖縄県石垣島まで、南北に長い日本列島。今日もどこかでホットなニュースが生まれる。

自分の「好き」を伝えよう 彫刻家・加新紺さんが体験講座 奄美市・屋仁小学校

彫刻家・加新紺さんのアドバイスを受けながら作品制作を楽しむ児童ら=22日、鹿児島県奄美市笠利町

 鹿児島県奄美市笠利町の屋仁小学校で22日、彫刻家・加新紺(かあら・こう)さん(44)を招いたワークショップがあった。同校の児童と保護者ら計26人が参加。「自分の周りにある自分の好きなものたちで立体作品を作ろう!」をテーマに、持参したお気に入りの貝殻などを用いて作品を制作。工夫した点を自分の言葉で説明し、自分の「好き」を表現、発信する楽しさを学んだ。

 奄美の魅力を伝え、人の交流を育む一般社団法人「しま・ひと・たから」(山下保博代表理事)主催のイベント。

 加新さんは東京造形大学を卒業後、個展活動を開始。作品は国内外のホテルや空港ラウンジなどに数多く展示されている。「『なんで好きだと思うんだろう』と考えることを忘れないで。好きなものをもっと好きになるにはどうしたらいいか、考えて作ってみよう」と呼び掛けた。

 児童たちは持参した貝殻や石、サンゴのかけらなどを材料に制作開始。粘土や接着用樹脂を活用し高さやバランスを追求したり、ロープや貝の空洞を使い空間を飾り付けたりと作品作りを楽しんだ。制作後は工夫した点や互いの作品の感想などを自分の言葉で発表した。

参加児童の立体作品。接着剤は使用せず、材料のバランスを重視。貝やシーグラスが美しく映えるよう制作した

 3年生は「僕もみんなも集中して楽しんでいて、またやりたいと思った」と笑顔。加新さんは「子どもたちの意欲が強く、刺激を受けた。奄美大島は鉱物の多様性に満ち、地層のグラデーションも美しい。光の差でも見え方が変わり、まだまだ見てみたい場所がある」と話した。

 加新さんは約3カ月間奄美大島に滞在し、島内で公開制作(2月12~27日)や作品展(3月25日~4月9日)を開催する。

関連記事

芽室に新たな観光コンテンツを 食や農業のモニターツアー実施

 芽室町の新たな観光コンテンツの構築を目指したモニターツアーが24日、芽室町坂の上の「とかち芽室の百笑farm(ファーム)」で開かれた。町内で農業、飲食、観光業に携わる有志らを中心に企画。知り合い...

荘内日報社

酒田港 基地港湾に指定

 遊佐町沖、酒田市沖で進む洋上風力発電の事業化に向けて国土交通省は26日、酒田市の酒田港を港湾法に基づく「海洋再生可能エネルギー発電等拠点港湾(基地港湾)」に指定し、酒田港港湾管理者の吉村美栄子県知...

宇部日報社

地元の歴史や名所歌う「今昔かるた」 埴生小・中の図書館ボランティアが制作..

 「埴生祇園 1100年の古(いにしえ)より」。山陽小野田市埴生地区の歴史や文化、名所を歌った「埴生今昔かるた」が、埴生小・中(東原秀一校長、265人)の玄関奥の大階段に飾られ、児童や生徒たち...

「元気で大きくなって」 ウミガメ放流、児童ら見守る 奄美海洋展示館

 鹿児島県奄美市名瀬の奄美海洋展示館は25日、飼育していた6歳のアオウミガメを放流した。2017年夏に大浜海浜公園でふ化後、陸で衰弱していたところを保護された個体。遠足で同館を訪れていた奄美小学...

加盟新聞社

カテゴリー一覧

アーカイブ一覧

アクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス

関連リンク