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北羽新報社

ネットビジネスで定住へ 能代市協力隊の鈴木さんがネットショッピング講座

全国各地の地域おこし協力隊を対象にネットショッピング講座を開講した鈴木さん(のしろワクワク館で)

 能代市地域おこし協力隊でネット通販アドバイザーの鈴木保博さん(61)=埼玉県熊谷市出身=が、国内に6千人以上いる協力隊を対象にしたインターネットショッピングのオンライン講座を開設した。任期終了後の能代定住も見据え、自身の生業にしたい考え。総務省が1万人まで増やす方針を示している協力隊を巨大なマーケットと捉え、人口減少が進む「能代の地」に根を張り、ビジネスチャンスをうかがう。

 鈴木さんは大学卒業後、大手電機メーカー「明電舎」のシステムエンジニアを経て、IT大手ヤフーのショッピング部門で営業技術を担当し大手企業の出店・店舗運営をサポート。サイバー大学客員講師も兼務し、高校や自治体、刑務所などでネット通販セミナーを開講した。
 3人いる子どもの独立と定年退職をきっかけに3年3月、妻と共に縁もゆかりもない能代市に移住し、中心市街地活性化担当の協力隊に。同市畠町の空き家に「のしろワクワク館」を設立して、地元の商店主や高校生ら向けの通販セミナーを開いたり、ネット通販サービス「ヤフー!ショッピング」で能代の名産品を販売したりしている。
 鈴木さんは、国内各地の協力隊が地場産品を地元で店舗販売しても思うように売り上げが伸びない現状を知り、改めて人口減少の影響を受けにくいネット販売に着目。ヤフーで培ったITのノウハウを生かし、需要が見込める協力隊をターゲットにしたネットショッピング講座を開設することにした。
 自身の能代定住も見据えた取り組み。生計を立てる職業となるよう、参加料金を2万円に設定した。マラソンが趣味という鈴木さんは「補助金などに頼らない〝自走〟により、自分で稼ぐことが大事。まち全体で稼げるようになることが、サステナブル(持続可能)な地域にもつながる」と言う。
 講座は1コマ90分で2月まで計6回開く。最終的にヤフーショッピングに出店し、商品を販売できるようになるのが目的。初回の16日は、北海道の利尻島から沖縄県の石垣島まで国内各地の協力隊約50人がオンラインで参加し、ネット通販の基礎を教えた。
 ヤフーショッピングは出店に関わる固定費が無料で、売上金の6~7%を手数料として支払うだけなため、低リスクでネット販売できるのが特徴という。鈴木さんは「能代だけでなく全国の地方都市は人口減少、少子高齢化という共通の問題を抱えており、いいものを作って店舗で販売しても売れない」現状を指摘。店舗なしで始められるネット販売は、少ないリスクで特産品などの販路を拡大できるメリットがあるとし、「1万人に増える協力隊の大きなマーケットで稼げるようになりたい」と展望を描く。
 鈴木さんは来年3月の任期満了後も能代に定住する意思を固めており、「北海道ほど寒くない気候の能代は独特の文化があり興味深い。雪国の生活は楽しい。ネットショッピング講座を生業にして、能代に居続けたい」と熱い思いを語った。

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