
冬の風物詩となっている小斉の湯の氷瀑
1年の中で最も寒いとされる「大寒」を前に、長野県茅野市蓼科のビーナスライン沿いにある温泉施設「小斉の湯」の敷地内に今冬も巨大な氷瀑がお目見えした。日差しを浴びてアイスブルーにきらめき、訪れる人の目を楽しませている。
標高1250メートルの冬の寒さを利用した冬の演出。近くを流れる小斉川の湧き水を上流からパイプで引いて吹き上げさせた水しぶきが凍り付いてできる。昨シーズンまでは2本のパイプだったが今年は1本増やし、高さ9~5メートルの三つの氷の塊が並ぶ。温泉を訪れた人やスキー帰りの家族連れらが、幻想的な水色や迫力の大きさに見入っている。
夏は噴水にして涼を届け、冬は吹き出し口を変えて約20年続く。荻原高年社長(82)は「今冬は寒さが厳しく上々の出来。この時期では珍しい大雨で1メートルほど縮んだが、まだまだ成長する。楽しんで見てもらえたらうれしい」と話している。
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