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宇部日報社

文化会館を大規模改修、来年1月から2年間休館【宇部】

 宇部市は、1979年の開館以来初めて大規模修繕を行う文化会館を、2024年1月から2年程度、休館にする。耐震性の向上や室内外の改修によって長期的な機能維持を目指す。

 同会館は、文化的催しや集会など、幅広い用途で市民に活用してもらおうと、79年10月23日に完成し、同年11月1日に開館した。総工費は9億6800万円、鉄筋コンクリート3階建て一部4階で、建築面積は1476平方㍍。1階の展示室や2階の研修室、3階の文化ホールなど計11室がある。設計は、昭和を代表するモダニズム建築家の村野藤吾(1891~1984年)が担った。

 95年の阪神・淡路大震災を機に法改正された耐震基準を満たしておらず、2022年には外壁の一部が剥落。これらを踏まえ、同年3月に策定した第5次総合計画前期実行計画などに、文化施設整備事業の計画を組み込んだ。利用は今年12月中旬まで受け付けるため、今秋の市芸術祭は開催する見込み。

 これまでの実績は、2021年度は利用人員4万9595人、文化ホールで公演などをした回数は81回。20年度は3万2418人で35回。コロナ禍前の19年度は8万5646人で91回だった。同ホールは1年前から予約を受け付けているため、各種文化活動団体のスケジュール調整に間に合うようにと、この時期に告知した。

 市芸術祭を主催する宇部文化連盟の石井美知子会長は「役員会で今後の活動予定を話し合う。会場の広さや公共交通機関の利便性を考えると、しばらくは不便になりそう」と話した。演劇活動に力を入れる劇団若者座の元運営委員長、尼崎安秀さんは「地元住民が優先的に使う各地区のふれあいセンターを開放するなど、市に便宜を図ってもらいたい。練習も含めた会場が押さえられないと、宇部の文化活動は衰退するかも」と心配した。

 隣接する記念会館も同様に、耐震改修や修繕が必要とされている。国の登録文化財であるため、文化庁と保存活用計画を協議し、方向性を検討していく。

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