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荘内日報社

日本料理の技能五輪敢闘賞

 鶴岡市の加茂水族館・魚匠ダイニング沖海月の高山未緒さん(22)=同市黄金=と中村旺希さん(20)=同市日吉町=が今月5、6の両日、東京池袋の武蔵野調理師専門学校で行われた「第60回技能五輪全国大会・日本料理部門」(中央職業能力開発協会主催)で敢闘賞をダブル受賞した。山形県代表として出場した2人は「これに満足することなく料理人としてさらに上を目指したい」と語った。

 今年の日本料理部門には各都道府県の予選を経た精鋭40人が出場。▽小鯛活なます姿盛り(制限時間50分)▽牛蒡と鴨の小袖焼き(50分)▽芋寿司手綱巻き蓮根甘酢漬け(70分)―の3つの課題料理を制限時間内に作り、味や美しさを競った。審査員が調理の手順は正しいか、手際はいいか、ミリ単位(お造りの切り身など)で決められた基準を守っているか細部まで審査し金、銀、銅、敢闘賞を選んで表彰した。中でも高山さんが手掛けた小鯛料理は完成度が高く、トップクラスの評価を受けた。

 2人は今年5月下旬に山形市内で行われた予選会に出場し県の代表に。技能五輪全国大会は高山さんが昨年に続いて2回目、中村さんは初出場となった。

 高山さんは「2人とも敢闘賞を取れて良かった。ただ、個人的にはエビをゆでる時に色合いをうまく出せなかったのが反省点」と手厳しい。中村さんは「全国大会を初めて経験して自信が付いた。いい料理人になれるよう、これからも努力を重ねていきたい」と話した。

 技能五輪の日本料理部門は、制限時間内に課題料理を仕上げるだけでも大変という。一つの手順につまずいてロスすると間に合わないケースがあり、手慣れた技術力にメンタルの強さも求められる。常に調理台を清潔に保ち、食材を無駄にしていないか、料理人としての「姿勢」も細かくチェックされる。

 全国大会に向けて2人を半年近く指導してきた沖海月の須田剛史料理長(46)は「苦手なところを努力で克服し、よく頑張ったと思う。鶴岡から2人そろって敢闘賞を受賞するのはまれ。将来は地元料理界をけん引する人材として活躍してほしい」とたたえた。

敢闘賞をダブル受賞し、主催者から届いたばかりのメダルを手にする沖海月の高山さん(左)と中村さん

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