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荘内日報社

願いを込めたシンボルツリー 酒田光陵高生が冬の凍結・乾燥防止作業

 酒田市の国指定史跡「山居倉庫」を中心とした中心市街地の活性化に向け、新井田川を挟み対岸に位置する市有地の酒田商業高跡地(上本町)に民間資金で商業・観光施設を整備する事業で、整備後も「シンボルツリー」として活用するケヤキの保全活動が15日、現地で行われ、同校を前身の一つとする酒田光陵高校(藤田雅彦校長)の生徒有志が寒さによる凍結・乾燥を防ぐため、こもを敷き詰めるなどの作業を繰り広げた。

 跡地の利活用について市は昨年、民間のアイデアを生かし、市民や観光客が立ち寄って経済活性化につながるような施設にしていくため「酒田商業高校跡地活用基本構想」を策定。同11月から民間事業者を公募したところ、県内外各2者ずつ計4者が応募。今年5月に希望ホールで公開プレゼンテーションを行い、学識経験者や市幹部職員ら8人で組織する事業者選定委員会が審査。優先交渉権者に総合建設業・丸高(同市下安町、高橋剛社長)が代表を務める地元企業を中心とした7社の事業体を選定した。

 選定されたプランは、江戸時代に庄内藩が創建し明治以降は本間家が引き継いだ米蔵「いろは蔵」が並んでいたことにちなみ、「いろは蔵パーク(仮称)プロジェクト」と命名。約2万平方㍍の敷地に蔵をイメージした建物を新設。スーパーマーケットやフードコート、山居倉庫から移転する物産館・産直施設機能などを整備するとともに、周囲には緑あふれる広場を配置する。デジタル変革など先端技術の活用、市民を巻き込んだ地域密着イベントの開催なども盛り込んでいる。

 整備に当たっては、樹齢が100年を超え、多くの卒業生を見守ってきたケヤキをシンボルツリーとして活用することになっている。昨年度に行われた校舎解体工事で生育環境に変化が生じたことから今回、保全活動を行うことになった。

商業高校跡地にそびえるケヤキの保全活動を繰り広げる酒田光陵高の生徒たち

 この日は同校ビジネス流通科2年生17人が参加。庄内園芸緑化(同市大町、渡部敦社長)の社員の指導で、こもを根元の幹に巻いた他、根が張っている箇所に敷き詰めた。

 同社の渡部佐界会長によると、東根市の大ケヤキに代表されるように樹齢が1000年を超えるものもあるという。「相撲で言えば、商業高のケヤキはまだ十両クラスといったところ。樹勢は衰えていない。根もしっかり張っている」(渡部会長)という。

 母親が酒田商業高出身という、作業に当たった小松芽生さん(17)は「このような作業をやってこなかったので新鮮だったが、かなり大変だった。このケヤキを中心に多くの人が集まる施設になってほしい」と話した。

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