全国郷土紙連合

全国12新聞社加盟kyodoshi.com

北海道から沖縄県石垣島まで、南北に長い日本列島。今日もどこかでホットなニュースが生まれる。

長野日報社

長野県茅野市の「原爆の火」維持困難 カレンダー購入で支援を

茅野市の「平和の塔・原爆の火」の維持費をねん出するため、いわさきちひろ作品のカレンダーを販売する市平和祈念式実行委員会の品川委員長(右)と望月事務局長

 ロシアのウクライナ侵攻などによる燃料費高騰で長野県茅野市運動公園にある「平和の塔・原爆の火」の維持が困難になっているとして、同市平和祈念式実行委員会(品川美好委員長)が支援を求めている。画家いわさきちひろ作品のカレンダーを販売し、売上を資金に活用する。「今年は例年以上に燃料の確保が難しい」といい、協力を呼び掛けている。

 平和の塔は戦後50年の節目となった1995年に市民グループの呼び掛けがきっかけで機運が高まり、同公園の一角を市から無償で借りて同年12月に建立、火がともされた。翌年の「広島原爆の日」の8月6日には同実行委が市平和祈念式を開催。火は絶やすことなくともされ、毎年8月6日に式を行っている。

 「原爆の火」の燃料代は年間約6万円。同実行委は96年からいわさきちひろカレンダーの販売を続けている。現在は市から6万円を上限に補助を受けているが、今年は燃料費高騰の影響で火の維持費は7万円を超える見込み。今後、老朽化による燃焼装置の更新や部品交換も控えているため、同実行委の望月克治事務局長(61)=同市玉川=は「何とか基金を取り崩さずに乗り切りたい」と話す。

 カレンダーはたこを手におめかしした子どもや、ヒマワリを手にした子どもなど季節にちなんだ絵が楽しめる。A2判。販売価格は「1400円以上」で「募金に対する返礼品というイメージで協力してもらえれば」と望月事務局長。品川委員長(71)=同市米沢=は「原爆の火を維持するため、何とか協力してほしい」と呼び掛けている。

 問い合わせは望月事務局長(電話090・1413・5590)へ。

関連記事

青年神職会「御田植祭」 豊作願い田植え 厚真

胆振青年神職会と日高青年神職会は16日、厚真町桜丘の森田明央さん(57)が所有する水田で「御田植祭」を行った。若手神職ら9人が参加し、田んぼの一部約600平方メートルで、丈約10センチの苗を手作業...

荘内日報社

受診困難患者へ遠隔診療 県・酒田市病院機構 県内初「医療MaaS」運用開始

 県・酒田市病院機構(島貫隆夫理事長)は16日、慢性疾患の人など中山間地の受診困難患者を対象に、遠隔診療機能を備えた車が出向くことで来院せずに医療サービスが受けられる「医療MaaS(マース)」の運用...

上士幌の生物データブック作成 ひがし大雪自然館10年記念で

 上士幌町のひがし大雪自然館(ぬかびら源泉郷48)が、町内の植物・菌類・脊椎動物類1906種類の分類を示した「上士幌町生物多様性データブック2023」(上巻)を初めて作成した。「レッドリスト」に掲...

宇部日報社

次世代育成や防災で連携 市とファーストリテイリングが包括協定結ぶ【宇部】

 宇部市は16日、ユニクロやジーユーなどの衣料品ブランドを世界中で展開するファーストリテイリング(柳井正社長、本社山口市佐山)と包括的連携協定を締結した。市を創業地とする縁で協定の締結が実現。...

加盟新聞社

カテゴリー一覧

アーカイブ一覧

アクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス

関連リンク