民家の庭に「世界の宝」 アマミイシカワガエル 大和村大棚
民家の庭に現れたアマミイシカワガエル。雨が降らなくなると姿を消した=16日、鹿児島県大和村大棚(山根篤大さん提供)
鹿児島県大和村大棚の民家の庭に、奄美大島の固有種で絶滅の恐れのあるアマミイシカワガエルが現れた。2日間ほど庭先にいたらしく、家主の男性は「石のくぼみの水たまりで遊んだり。かわいいなあと思って、楽しみだった」とにっこり。
アマミイシカワガエルは体長約10センチ。森林内の渓流沿いで繁殖する。背中の黄金色の斑紋が鮮やかで、「日本で最も美しいカエル」といわれる。県の天然記念物。環境省のレッドリストで絶滅危惧ⅠB類。
16日朝、男性の妻が庭で見つけてびっくり。連絡を受けた近くに住む環境省職員の山根篤大さん(32)が確認し、写真に収めた。世界自然遺産の奄美。山根さんは「希少な生き物が本当に身近な場所にすんでいる。地域の宝として大事にして」と話した。
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