ポリオ根絶に向けた募金活動に参加する高校生ら＝23日午後、ＪＡファーマーズマーケットゆらてぃく市場

　石垣ロータリークラブ（大浜勇人会長）と八重山高校家庭クラブ（前底颯希部長）は23日、ポリオ根絶に向けた募金活動をメイクマン石垣店とＪＡファーマーズマーケットゆらてぃく市場で行った。家庭クラブは他生徒にも呼び掛けて実施、2カ所で計48人が参加した。

　ポリオ（急性灰白髄炎）は、強いウイルス感染によって発症する病気で、感染すると身体まひを引き起こす。5歳以下の子どもに感染する確率が高く、「小児マヒ」とも呼ばれる。

　ロータリーは1988年、募金などの根絶活動を開始。世界のポリオ患者数は当時35万人だったが、2020年には120人まで減少。「もう少し」とポリオ根絶を目指している。

　ゆらてぃく市場での募金活動に参加した八重山高校の大城琉那さん（1年）は「将来、医療従事者を目指しているのでポリオの事情も知りたいと思って参加した。根絶に向け地域をラブでつなげたい」と話した。

　ロータリーの松田新一郎幹事は「高校生がポリオの理解を深め、募金活動を通してロータリーの奉仕の精神を学んでくれたことに感謝したい。今後も協力しながらやっていきたい」と語った。