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北羽新報社

2年ぶり「のしろ産業フェア」開幕

大勢の人出でにぎわった産業フェア(能代市総合体育館で)

 「のしろのチカラとミライ」と銘打ったのしろ産業フェア2022は22日、能代市総合体育館で開幕した。木製品や再生可能エネルギー、農業、商店街などに関連した多様な企業・団体がブースを設けて製品や事業をPR。グルメの屋台村、ものづくり体験、高校生のグッズ販売もあり、来場者を楽しませた。昨年は新型コロナウイルスの影響で中止し2年ぶりの開催。前回中止した開会式も復活し3年ぶりに「フルスペック」で行われた。23日まで。

 産業フェアは昭和26年に始まった市商工祭が前身。市、商工、農林業、観光、物産、高校などの団体でつくる実行委員会(委員長・広幡信悦能代商工会議所会頭)が産業振興を目的に毎年開いている。今年もJAあきた白神など主催の「白神ねぎまつり」と同時開催した。
 開会式で広幡委員長は「それぞれのブースをじっくりとご覧いただき、わが能代の産業、技術、伝統を肌で感じてほしい」とあいさつ。広幡委員長、JAあきた白神の佐藤謙悦組合長、斉藤市長らのテープカットで2年ぶりの開幕を祝った。
 メインの産業振興展では、商店主グループ、製材業者、防災など30企業・団体がブースを設け、製品の販売や事業の紹介などを行った。
 6年1月の稼働を目指し能代工業団地で造成工事を進める製材最大手・中国木材(広島県呉市)は、国産スギとベイマツを組み合わせた異樹種集成材「ハイブリッド・ビーム」、DIYの材料としても人気があるスギの無垢(むく)板などのサンプルを展示、研修制度や福利厚生などの自社紹介をした。
 能代科学技術高は各科の展示やバスケットボールを焼き印したコースター作り、能代松陽高は木製キーホルダーなどオリジナルグッズや菓子の販売を通じて日頃の学習成果を披露。市内のパン屋による「スイーツコレクション×パン博」も人気を集めた。
 職人の仕事を体験するコーナーも多くの親子連れらが訪れ、能代山本建設技能組合、市畳同業組合、能代板金組合の職人から技術指導を受け木製コースター、ミニ畳、金属工芸「銅板レリーフ」などの製作を楽しんだ。
 屋外では飲食業など7事業者が屋台村を開設し、鶴形そばや豚なんこつ、みそ付けたんぽなど地場料理を味わう人でにぎわった。婦人服や端切れなどを売る能代アパレル産業連絡協議会のコーナーは人だかりができたほか、林業従事者によるチェーンソーアートの実演も目を引いていた。
 入場口には午前10時の開場前から200人ほどの列ができ、2年ぶりの開催を楽しみにしていた様子。実行委事務局の市商工労働課は「前回より人出は多いように感じる。感染対策を万全にフェアを盛り上げたい」と話した。
 最終日のきょう23日は午前9時30分から午後3時まで。産業振興展や屋台村などを引き続き行うほか、午前10時30分からは市民俗芸能連合会の合同発表会も開かれる。

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