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北羽新報社

センバツ甲子園に可能性残す 能代松陽、夏の覇者・仙台育英に惜敗

125球、2失点で完投した能代松陽・齋藤

 来春の選抜甲子園大会の出場校を選考する際の参考資料となる高校野球の第75回秋季東北地区大会第4日は14日、山形県中山町の県野球場で準決勝を行った。本県第1代表の能代松陽は今夏の甲子園で東北勢初優勝を飾った仙台育英(宮城第2代表)と対戦。初回に先制点を挙げるなど強豪と堂々渡り合ったが、中盤に逆転され1─2で惜敗した。決勝進出は逃したが、記念大会となる来春の選抜大会は東北地区に例年より1校多い3校の出場枠があり、初のセンバツ出場に可能性を残した。

 勝った方にセンバツ出場の「当確」ランプが灯(とも)る大一番。能代松陽は初回、1死から淡路建司(2年)が死球で出塁、けん制球エラーで三塁まで進むと、虻川颯汰(同)の内野ゴロの間に生還、1点先制した。
 能代松陽の先発は齋藤舜介(同)。変化球を織り交ぜながら丁寧にコーナーに投げ分け、初回、2回と無失点。3回に守備の乱れもあり同点とされ、6回には長打を足掛かりに勝ち越しを許したものの、7、8回は勝負どころで踏ん張り、味方の援護を待った。
 齋藤の粘投に応えたい松陽打線だったが、4回途中から救援した仙台育英の主戦・高橋煌稀(同)の緩急を付けた投球に苦しみ、三振の山を築かれた。後がなくなった最終9回、1死から淡路が安打で出塁したが、後続を断たれ、初の決勝進出にあと一歩及ばなかった。
 来春のセンバツは第95回の記念大会で、出場校は通常より4校多い36校。一般選考枠が28校から32校に増え、東北、関東、東海、四国の4地区が1校増。東北には3枠が配分された。
 過去の選考例から、今東北大会での決勝進出校は出場最有力で、残り1枠は準決勝敗退校から1校が選ばれる可能性が高い。14日行われた準決勝のもう1試合は、東北(宮城第1代表)が聖光学院(福島第1代表)を6─2の4点差で下した。出場校選考に当たっては16日の決勝戦の結果も参考資料になるとみられるだけに、その行方が注目されるところだ。
 能代松陽はこれまで、能代商時代を含めて夏の選手権大会に4回出場しているが、センバツ出場は一度もない。今夏の選手権大会に続く2季連続甲子園出場の快挙はなるのか。出場校を決める〝運命〟の選考委員会は、来年1月27日に開かれる。

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