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海自特製カレーを無料配布 「こども食堂」に笑顔あふれる 瀬戸内町

「島カレー」を振る舞うボランティアスタッフ=24日、鹿児島県瀬戸内町

 NPO法人かごしま子ども食堂支援センター「たくして」(鹿児島市、園田愛美理事長)主催の「島カレーこども食堂」が24日、鹿児島県瀬戸内町古仁屋の瀬戸内漁業協同組合敷地内で開かれた。運営を委託された「こどもたぬき食堂」(瀬戸内町、長井聡子代表)のほか、海上自衛隊奄美基地分遣隊や陸上自衛隊瀬戸内分屯地奄美警備隊、同町古仁屋青年団などがボランティアで参加。海自艦艇のレシピを基に作られた特製「島カレー」200食が無料で配られ、多くの家族連れが「食」を囲んでのだんらんを楽しんだ。

 「島カレーこども食堂」は、コロナ禍で希薄化する人と人、地域とのつながりの再生が目的。内閣府の休眠預金等活用事業を活用しており、県内各地の離島で活動を展開する。「こども食堂」の地盤づくりのほか、「食」を通した交流の「場」を築くことで、誰もが「共に生きる温かさ」を感じられる地域の在り方を提唱している。

 園田代表(42)は「こども食堂は、貧困や孤食、親の孤立など社会問題を背景とするイメージが強いが、『食』を介したコミュニティーの場や地域の見守り、といった役割も大きい。離島に息づく『助け合い』『分かち合い』の精神を循環させる地域構造を目指したい」と話す。

当日用意された「島カレー」は、調理を専門とする海自の給養員を中心に、ボランティアスタッフらが朝7時から準備。野菜の皮なども使って取っただしがうま味の秘訣(ひけつ)で、辛さは子ども用に少し甘めの仕上げ。米は陸自の特殊車両「野外炊具1号」で炊いたという。母親と一緒に来ていた3歳の男の子は「辛くない。おいしいよ」と満面の笑み。

 運営を担った長井代表(37)は「『たくして』の運営コンセプト『〝円〟ではなく〝縁〟でおなかも心もいっぱいに』の通り、海自前隊長の土井一馬さんとのご縁に始まり、さまざまな方の協力の下、開催できたことに感謝する。会場に笑顔があふれてうれしい」と語った。

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