全国郷土紙連合

全国12新聞社加盟kyodoshi.com

北海道から沖縄県石垣島まで、南北に長い日本列島。今日もどこかでホットなニュースが生まれる。

長野日報社

形よし香りよし 諏訪湖でワカサギ投網漁

諏訪湖漁業協同組合の市場に初出荷されたワカサギ

 諏訪湖で4日朝、今季のワカサギ投網漁が始まり、春にふ化した1年目の「小公」を中心に約160キロが諏訪市渋崎の諏訪湖漁業協同組合の市場に初出荷された。昨年7月のワカサギ大量死で昨季は年末の3日間を除き、投網漁を取りやめていたため、解禁はほぼ2年ぶり。武居薫組合長(66)によると「例年よりも大きめ」。今夏も湖底の貧酸素状態の影響が懸念されていただけに、漁師らの顔も明るかった。

 「形のいいワカサギだね。香りもいい。本当に心地良い疲労感」。初出荷を終えた漁師で同漁協専務の藤森重利さん(60)は安堵の表情を浮かべた。解禁初日、ほぼ2年ぶりの投網漁に臨んだのは16人ほどという。魚の体長は7~8センチ。1人で40キロを捕った漁師もいた。

 今春の放流量は約4億5000万粒(暫定値)で、国内の4湖沼から無償提供を受けたり、購入したりした。成長が良かった原因について武居組合長は「えさとなる動物プランクトンの出る時期や量が適していたため稚魚の生き残りが多く、その後もえさの条件が良かった」とした。昨夏の大量死はワカサギ以外の魚にも及んでおり、プランクトンなどを捕食する競争相手も少なかったことも一因。一方で今後は魚食性鳥類や外来魚の食害がワカサギに集中する懸念もある。同組合長は「春の採卵期に向けていかにワカサギを守るかが課題」と気を引き締めた。

 資源量はお舟祭り前、盆前の計3回の試し捕りやそのほかの試験捕りの結果から、13、15年と同程度と見込まれている。今後も当面は月、木、土の週3回、早朝3時間に制限していく方針。

 ワカサギを受け取った川魚店経営の平出良作さん(79)は「待ちに待った諏訪湖産。サイズ的にも良いし、このまま順調に推移すれば、地元の川魚店も喜ぶんじゃないか」と話していた。甘露煮や空揚げに調理されて店頭に並んだ。

関連記事

紀伊民報社

韓国からチャーター便 白浜空港に700人

 和歌山県白浜町の南紀白浜空港に6日、韓国の仁川国際空港からの国際チャーター便が到着した。今年2月以来3カ月ぶり。9、12、15、18、21日と計6往復し計約700人が県内の観光地などを巡る予定...

苫小牧市と千葉ロッテ スポンサーシップ契約締結 菊地投手をふるさと大使に

苫小牧市とプロ野球・千葉ロッテマリーンズがスポンサーシップ契約を結んだ。7月10日にZOZOマリンスタジアム(千葉市)で同球団主催の公式戦を市の冠協賛試合として開くことを決めたほか、本市出身の菊地...

荘内日報社

鶴岡市藤島地域 フジ棚見頃 初夏の訪れ告げる ふじの花まつり主会期11、12日

 「ふじ(藤)の花」をキーワードにまちづくりを推進している鶴岡市藤島地域で、フジ棚の花が見頃を迎え、空を覆うような紫色の花と甘い香りが初夏の訪れを告げている。  同地域では1992年から地名にちなみ...

ロケット宇宙到達で記念碑 大樹IST、成功から5年 後援団体が町内発射場に

 大樹町の宇宙開発企業インターステラテクノロジズ(IST、稲川貴大社長)が、国内の民間企業として初となるロケットの打ち上げに成功して丸5年、同社の後援団体が大樹町内のロケット発射場に記念碑を設置し...

加盟新聞社

カテゴリー一覧

アーカイブ一覧

アクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス

関連リンク