豊川海軍工廠跡地で学ぶ平和行政
新規採用の市職員
豊川市は8日と10日、今年度採用した職員に対し、豊川海軍工廠(こうしょう)平和公園で、平和行政の学習をした。今年度から採り入れた新しいテーマ。
77年前の8月7日に市内で実際に起きた惨事を現場を訪ねることで学ぶ。これにより、市のことを深く理解し、市職員としての自覚を高める。

1945年8月の段階で工員や動員学徒ら約5万6700人が働いていた工廠。124機のB29爆撃機が800㌧の爆弾を投下、勤労学徒をはじめとする2500人以上の死者を出した。
2班に分かれた33人の職員たちは、海軍工廠と豊川市の成り立ち、工廠の映像資料、語り継ぎボランティアによる園内ガイドなどで学習した。「旧第三信管置場」に残された機械を見学し、「旧第一火薬庫内」でボランティアから説明を受けた。また、平和交流館を見学した。
9月には消防体験研修を実施する予定。複数現場の体験で、職員のキャリア形成にも役立てる。
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