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八重高生が医学部体験 にぬふぁ星講座 琉球大学で顕微鏡実習

顕微鏡実習で教授に質問する柳井君=10日午前、同大医学部

血液塗抹標本の作成に挑戦した大塚さん(右)=10日午前、同大医学部

 琉球大学の医学部体験授業が9、10日の2日間、同大で開かれ、八重山高校の柳井大雅君(2年、17)と大塚琉那さん(1年、15)が参加し、顕微鏡を使った実習などで医学研究の現場に触れた。

 「琉球大学にぬふぁ星講座」と第する体験授業は、琉球大学アドミッションセンターが実施している高大接続授業の一環。医学部の授業や実習体験を通して、医療職や医学系研究者を志す意志を育むことが目的。県内15校から16人が参加した。

 9日は医療倫理に関するディスカッションで出生前診断の是非を議論。10日は顕微鏡を使った実習を行った。生徒たちは、ネズミの血液をスライドガラスに塗り、特殊な薬剤を投入して血液塗抹標本を作った。その後、顕微鏡で赤血球や白血球を観察した。

 離島から大学視察のチャンスと思って参加した柳井君は、進路の第一志望が同大医学部。実習を通して「難易度は高いが、成功した時のうれしさがある」と話す。将来の夢は医師。スポーツでけがをすることが多かったようで、病院に通ううちに医師の仕事に魅力を感じたという。「けがを早く治せるような研究がしたい」と意気込んだ。

 看護師として新型コロナ対応に当たる母をみて、医師を目指し始めたという大塚さんは「現場を見ないと適正があるのか分からない」と考えて参加した。印象に残った講義はディスカッションで「医師は技術だけでなく、患者に寄り添うことが大事と知った」と話した。

 同大医学研究科の髙山千利教授は「医学部がどんなところで学生が何をしているか分からないもの。学校に帰ったら友達にも広めて、琉大医学部を受験してほしい」と話した。

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