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豊年祭 絶やさぬ 旗頭奉納、巻き踊りは歌のみで 新川字会、縮小「ムラプール」

「さーさーさー」の掛け声とともに高々と持ち上げられる旗頭=20日午後、真乙姥嶽前

 新川字会(唐真盛充会長)は20日も豊年祭を行った。本来はムラプールの日で各字を案内して盛大に行っているが、新型コロナウイルス感染症の影響で3年連続で中止。新川字会は長崎嶽と真乙姥嶽で「矢頭」と「田頭」の旗頭のほか巻き踊りの歌のみを奉納した。

 真乙姥嶽では同日午前、神司の東濵あけみさん(58)らが祈願。紺地着物(クンジィギン)を着た給仕、酌取りが神司の前に正座し、神酒を注いで「ウフミシャグパーシィ」(大神酒囃子)を歌いながら今年の豊じょうに感謝し、神司が「来年の世も重ね重ね、満作を願う」などと応じた。

 この後、公民館から旗頭を移動させ、長崎嶽、真乙姥嶽それぞれの鳥居に固定して奉納した。長崎嶽、真乙姥嶽の間の4号線で頭持ちが代わる代わる旗頭を持ち、「さーさーさー」と声を掛けながら高々と揺らした。

巻き踊りの歌を奉納するユンタ会のメンバーら=20日午後、真乙姥嶽境内

 両嶽ではユンタ会(7人)の漢那憲宜さん(68)らメンバーが字会役員らとともに巻き踊りの「ヤーラーヨー」「フナーブス」「ユラスマース」「アズン」「ターウツ」を歌った。最後に真乙姥嶽で大神酒をささげて感謝した。

 ユンタ会は古謡を継承しようと毎月2回勉強会を開いており、ことしの豊年祭での奉納に漢那さんは「歌い続けないと行事の継続ができない」とホッとした様子をみせた。

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