汗を流しながらパイナップルの収穫に挑戦した大学生とクラダシの関藤竜也社長（中）＝15日午前、やえやまファーム

　石垣市とロート製薬、社会貢献型ショッピングサイトを運営する「クラダシ」による社会貢献型インターンシップ「クラダシチャレンジ」の第1弾が10日から市内で行われている。

　ＳＤＧｓの推進や食品ロス削減、特産品のＰＲを目指す連携協定の一環で、15日には大学生4人が市内崎枝にある「やえやまファーム」のほ場で旬を迎えているパイナップルの収穫などを体験した。

　3者は今年1月、「石垣市におけるＳＤＧｓの推進に係る食品ロス削減及び特産品のＰＲに向けた連携協定」を締結している。

　クラダシ（本社・東京都、関藤竜也代表取締役社長ＣＥＯ）は、地方創生やフードロス問題に興味がある学生を支援し、人手不足に悩む農家へ社会貢献型インターンシップとして学生らを派遣する。

　今回は7月10日からと同17日からのそれぞれ1週間、各回4人の学生を派遣。渡航費や宿泊費、食費などはクラダシ基金から支援する。期間中、学生らはパインの収穫や梱包、販売などを体験する。地域活性化や有機農業などについて中山義隆市長とも意見交換を行った。

　立教大学4年の不破明日香さん（21）は「地方創生のベンチャーに就職が決まっており、人口減少など課題のある地域で活動したいと思い参加した。人手が足りないという大変さを実感した」と話した。